やってしまった今リコ第三弾。こんなことになってしまった詳細は第一弾の記事をご覧ください。二個前のブログ記事です。三つ目なのでこれで最後です!
どんだけ茨の道を歩けば私は気が済むのか。なんなのか。
そんな感じで今リコ第三弾です。今までの二つは今→リコって感じだったのですが、今回は、リコさんも頑張って今吉を好きになろうとしている感じです。でも私が書くものなのでまあ、ね。今→→→(←)リコみたいな感じ。
カントクには忘れられない過去の恋みたいなものがあればいいな、という。
リコたんにはけっこう派手で辛い初恋があればよいよい。珍しく、今吉ファイト。がーんば。という気分。本当に珍しく。
もう絶対男を好きになったりしないわ、と思っていたところで、つきまとうかの如く今吉に猛然とアプローチされて、だけれど、それなのに今吉はパーソナルスペースというものを示してくれなくて、じゃあ、私にどうしろっていうの?となっているカントク。
優しく引き上げてくれるわけでもないし、手を引いてくれるわけでもないし、隣に並んでくれるわけでもない、という、彼氏彼女の間にあるべき距離感や温度を徹底的に無視した今吉の行動が分からなくなってくるカントクです。
椿屋の恋わずらいだと、全体的にそうなのですが、「容易く消し去れない恋が また俺の中でちらついた」の最後の歌詞なんかいいですね。今吉との恋愛(のようなもの)を通して、リコさんは結局過去の恋の輪郭がはっきりしてしまうのです。過去の恋の輪郭がはっきりする度、今の恋(のようなもの)である今吉の存在が分からなくなって、ブラックアウトになるのです。
第三弾はそんな感じです。
第三弾まで出来てしまったよ今リコ。荒ぶってすみません。これで本当に最後です。もう、ここ数日の私は何がしたかったのか。ちなみに全部携帯で書いていました。オーディオから椿屋流しつつ、書いていました。だから短いんです。
茨の道を歩くのは慣れているよ。慣れているけど心が折れそうなので、三つも書いて、三つもブログを上げたのです。誰か今リコください。サーチやらイラストサイトやらで検索するとあまりの少なさに心が折れます。いや!でも!同志様がいるのだからいいじゃないか、と思うくらいには茨の道を歩いてきた。とあるサーチで、キーワード検索でヒットしたのが自サイトだけという苦すぎる黒歴史は多分続行中です。探したいけど怖くてもう検索できないよ。涙が出そうだよ。
という訳で今リコSSS第三弾、追記よりどうぞ。
ブラックダンス
その線を、一周した。
この男は、本当に不確かなものでばかり出来ている気がする。
「結局」
私は少しだけ面倒になって、投げ出した足をばたつかせる。
「どこにも行けないのね、私たち」
「ほうか?」
そう言ったら、私の前に立つ彼はひどく可笑しげに笑った。
降りなきゃ。
なんのあてもなくぐるぐる電車に乗るなんて、本当に不毛だ。
こんなことを思いついて、あまつさえそれを『デート』と言ってのけたこの今吉という男のことが、私には分からない。
遊園地に行く訳でもなく、買い物に行く訳でもなく、ただただ、最寄りの駅から遠ざかって近づいただけ。
「私たちみたいね」
遠ざかって、近づいて、また遠ざかる。
あなたは何がしたいの?
駅のホームには、電車が巻き起こす特有の風が吹いていた。
「結局おんなしとこに帰ってまうとことか?」
「…」
まるで反対のことのようだ。
どこにも「行けない」と思った私と、どこに行っても「帰って」きてしまうと言う彼と。
同じところ?
帰ってくる?
不思議な感覚だった。
「ねえ」
「なに?」
「どうすれば今吉さんは納得するの」
口から滑り落ちた言葉は、ひどく頼りなかった。
それが音になってから、これじゃあまるで、引き留めたいみたいだと思ったら、なんだか悔しかった。
「相田さんは何なら納得するの」
おうむ返しのように言われた。
彼は薄く笑んでいた。
「馬鹿じゃないの」
だから私は悪態をつく。
馬鹿じゃないの、と。
こんなに馬鹿馬鹿しくて、虚しいあなたの遊びに、必死に着いていこうとするくらいには、納得しているのに。
「どこにも行けないわ」
だから私は、もう一度そう言った。
「行けやしないわ」
小さく言った私を、彼の大きな手が引き寄せた。
それでも。
どこにも行けやしないわ。
あなたの腕の中にすら。
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「何より嗚呼! あなたが疎ましいのさ」(東京事変「ブラックアウト」)
こんなイメージ。纏わりつく過去の恋と、纏わりつく今の恋のようなもの。
これにて今リコ祭り終了です。多分…ね。