ファンブック感想

BLEACHの「13 BLADEs.」読みました。情報量多くてまだまだ精読まで行かないですが感想など。
新刊感想なども最近めっきり書いていなかったので、また書きにきたいのですが、とりあえずファンブックのみ。ちょっと?な部分もあったのですがそこもちらりと書かせていただいてます。
新刊感想といえば姉に頼まれてハイキューも買ってきました。私は本誌で読むのが中心ですがコミックスを借りたら牛島さんが性格ドストライクのめっちゃ好みでした。あれこれもしかしてだけどずれてる?とずっと思っていますがこういう天才良くないですか?
拍手ありがとうございます。連日いただけてとても嬉しいです!頑張ります。今月はこれから時間が出てくるので少しずつ更新できればなと思います。
追記よりネタバレ含むファンブック感想とちらっと考察っぽいもの


本誌で前にお祝いもありましたが13周年ありがとうございます!本当にありがとうございます。BLEACH好きでよかったなあとしみじみ思いました。
というところから感想とBLEACH考察っぽい語り。
まずカラーページが眼福でした。
もうほんとにBLEACHのカラーは迫力あるし綺麗だしかっこいい。
「in the BATTLE,」のカラーは本誌買ったときから鳥肌もので、いつかMAILs.みたいな形でもいいから再録してほしいと思っていたので本当に嬉しかったです。
総隊長のカラーは見るとグッと込み上げるものがありますね。そしてあれが2012年かあ…としみじみ思いました。
あと単行本の元色を見られたのはすごく良かったです。先生のカラーとても好きなので、加工前が見られたのは嬉しいです。
情報の中身についてはひとりひとり語るわけにもいかず、ですがこれは一読の価値あり!です。
死神限定!というのでやはり死神サイドの情報量が違いますね。個人的には履歴と横顔が面白かったです。入隊以前、以後の軽い経歴が分かるって大きいですね。
やちるの件めっちゃ心臓に悪いんですけども…となっています。え…え…?違うよね、これ確定情報じゃないよね?と思ったけれど勇音さんのこんな斬魄刀あるの?というのが繋がってくると思うと心臓に悪いです。でも勇音さんがあの状態で生きていてやちるが辿り着けないって確かに説明つかないんだよなあと思いました。
あと、びっくりするほど阿近さんのパーソナルデータがなくていっそのこと笑いました。誕生日くらい教えてください。桃ちゃんは普通に気味悪かったって言い掛けるし阿近さんのページだけで変な笑いが止まらなくなりました。阿近さんごめん。でも女の子に気味悪がられるって少し考えた方が…身長体重は不摂生で検診受けてないんだなーと解釈しておきました。不養生いくない!
インタビューも良かったです。卯ノ花さんは副官には自分の正体を教えることにしてたのかなあ、と思ったり。
そういえば前から少しずつ示されてはいたものの、世襲制についてはっきりした言及があったのは初…?だったような気がします。貴族制と親兄弟が護廷というのはよくあることって感じでしたが、「世襲」という言葉で表現されるのは初めてだったような。違ったかな。
小説なので一応完全公式ではないものの、今回で四十六室も世襲制というのが分かってわりと尸魂界ってどうなってんのよと改めて思いました。死者の魂魄だけじゃないのは分かるけど、死神ってやっぱり滅却師と同じく種族なんですかね?死神が種族だとしたら、じゃあ護廷に入る入らないだけが選択肢なのでしょうか。流魂街は?というか死神って、滅却師って何?というところ。
ユーハバッハの霊王に対する「我が父」発言があったのもあり、死神と滅却師はもともと同じもの…?と考えていますがさて。
感想からそれますが、この辺は霊王がどこまで対応しているか、なのかなと思います。滅却師はほぼ確定で霊王が元というのは「我が父」で分かる気がするのですが、じゃあ死神は?そして初めから死神は一貫して人間や虚の上位として振る舞ってきたのですが、人間は?虚は?という感じ。仮に霊王が人間と虚まで含めて始祖だとすると、これ霊王に対応してるの一護以外いないじゃんかよ…と思いました。
でも京楽さんの「新しい霊王を決めればいい」という一言がすごく引っかかるんですよねー。霊王は霊王として存在していたわけではなく、霊王に相応しい死神がなるものだとしたら、ユーハバッハの霊王に抱く強烈な感情に説明がつかなくなります。少なくとも今の霊王は千年前からユーハバッハが感情をぶつける霊王だと思いますが、それとも「霊王という存在自体」に対して抱く不全の神という評価なのか。不全の神、といえば藍染様の言葉もありました。霊王を評して「あんなもの」、というのはどういうことなのか。藍染~零番隊、ミミハギ様あたりで霊王は死神のシステマチックな上位互換だと思っていました。だとすれば京楽さんの「新しい霊王」というのはなんとかクリアできるのですよね。言葉のニュアンスから感じるのはとにかく能力が高いor霊王に向いている死神を霊王に仕立てればいい、ということ。でも霊王、もしくは霊王という存在は滅却師の始祖であるユーハバッハにとって「我が父」であり「不全の神」。同時に取り込み奪いつくすことで世界を支配することが出来る存在でもある、かつ、霊王が死んだら世界が崩壊する、となると、それが一死神が何とかして成ったもの、とは考えにくい気がします。
神というよりシステム、信仰というよりギミック、という気がしてなりません。
からくり仕掛け、という感じがしていて、その辺が不全感を抱かせるのかなあとか。
書下ろし漫画と特別小説
先生の漫画は檜佐木視点の護廷の意味でしたね。
青鹿生きてたー!!と本誌読んだあたりから思っていましたが、四番隊かあ。進む方向性は違うけれど、二人ともあの時から恐怖することを忘れないという点は一緒だったんだなあと思いました。
戦いが怖い、という二人の根っこにあるのがあの時で、そして蟹沢を失ってしまったことなんだなあ、と。
修兵の「戦いが怖い」という描写はもうずいぶん前のことですね。今回、青鹿の四番隊という選択によって戦いに恐怖するという部分がより明確な形で示されたなあと思います。
吉良もそうなんだけど、戦士として戦う第一義に恐怖や絶望を据える、というのはバトル物だとBLEACH独特に思えますが、本来はそうなんですよね。戦いが楽しいというのよりもむしろ怖い、悪、絶望的、というそれが普通の思考なんだよなあと改めて思いました。戦いを忌避して、恐怖して、陰惨だと思って、初めて戦士、という最初の部分に立ち戻ってから拳西との卍解習得の修業に行った、と思うと。
小説の方はドッキリでした。あのまま退場じゃなくて良かったと思うのが半分といやそこまですることはないんじゃないかなというのが半分という感じでいい具合にドロドロです。(※私の神経が)
『僕の罪を、奪うな』これすごく吉良ですよね。例え市丸隊長でも、例え四十六室でも、自分の罪や絶望を奪うことは許さない、という。多分吉良は楽しいことや嬉しいことだったら分け合ったり最悪奪われたりしても「仕方ないか」くらいに思うんだろうなあ、でもその逆の感情を奪うことだけは許さないんだろうなあということを端的に示す一言ですね。
その絶望や罪だけが自分を戦いに駆り立てる、と思っているからこそのアビラマ戦であり、今回の「恨むなら~」に繋がるのかなと。
罪されて、恨まれて、そういう感情を向けられるのが当たり前のことで、それは陰惨で、絶望的なことだ、という戦いの根本がやっぱり三番隊な吉良でした。
長い!これでも端折ったつもりなんですがすごく長くなりました。ここまでお付き合いありがとうございました!

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