一日遅れですが桔平誕生日ということにしたい気もするし駄目な気もする小話を一話更新しました。2年前くらいから考えていたという驚きの遅筆です。
というのも、2年前の桔平誕生日に上げた「莫迦」の一年前~一日後という時系列で、「莫迦」を杏ちゃん側の視点で書いたらどうなるだろう、というのが今回の話でした。「入日傾く」→「とどかないはなし」→「莫迦」の流れの中での杏ちゃん側の視点というか。杏ちゃん側、というだけで杏ちゃん一人称ではないんですが、そんな感じです。
「莫迦」を更新した時の日記の追記に原型を入れていたのです。「莫迦」の杏ちゃん視点のSSSなのですが、そこからも少しサルベージしつつ。でもだいぶ雰囲気違うかなあと思います。
それもあって根幹は「莫迦」と同じです。
橘さんが引退後の夏休みの橘兄妹が一章で、その一年後の夏休み(「莫迦」の翌日)が二章になっています。その関係で橘さんはテニスを辞めている設定です。
知っていることと理解することの違いのような。
話の根本の考えは同じであの時の日記にもちらっと書いたのでそのまま引っ張ってくると
『そのテニスを辞める決断は誰にも承認されないと思うのです。理解されない、というより、承認されない、という残酷さが峰っ子と千歳にはあるんだろーなーと。橘桔平への恨みつらみの次は、対橘の峰っ子と千歳に対する恨みつらみ?のようなものが爆発する好例。(「入日傾く」~「莫迦」というルート)
桔平兄さんのその辺を理解するのが多分、杏ちゃんで、それは別に何がある訳ではなく、単純に『妹だから』というのだったらいいな、という妄想。妹というだけで、押し付けられる杏ちゃんでもいい。』
をきちんとした形かつ杏ちゃん側にしてみて書くと今回の「Lonely HERO」になるかなあという感じ。
それもあって話の大まかな流れだけは2年前に考えたものということもあって、珍しくメモがびっしりになりました。いつもは大まかな流れと設定決めたら書きだすことが多いのですが、今回は詳細な設定を書かないと自分でも迷いそうな中身だったので。
不動峰二年生と橘桔平の差異というか、落差に似たものは「入日傾く」で書けてだいぶ収まっていたのですが、その時に橘杏はどうするのかな、というのをずっと書きたくていて、上にも書いているのですが、桔平を理解したり、肯定したりするのが杏ちゃんなのかなあと。それは本当に特別なことではなくて、兄妹で、家族だから、という最も単純な部分ならいいなと思います。最も単純で複雑な感情、かなと。この間の「とどかないはなし」もそうなのですが。
語ると長くなりすぎそうなのでこの辺りで。
BGMには「ロマンスがありあまる」を聴いていました。CMでサビの歌詞がいいなあと思い買ってきました。わりと冒険だったけど大当たりです。
「あなたには届かないから美しいんだ」のあたりが橘兄妹だなあと。後ろ向きですみません。