企画最後の更新でした。テニスから柳杏。二人とも特に何かあった訳でもなく別々に大学生になって偶々再会するあたりから始まります。
テニスを辞める、という部分に非常に魅かれます。
サイトを始めた5年前はまだ新テニよりもテニスの記憶の方が鮮明なのもあり(それは今もなんですが)、どこかのタイミングでテニスを辞める面々、というのよりも純粋にその次の年とか、その次の新人戦とか、と考えていた気がするのですが、数年たって、自分自身の中で整理していくと、最近は誰かがどこかでテニスを辞める時というのをより強く考えるようになった気がしますね。
柳であり、橘であり、と。続けるのは多分一握りでしょう。プロになるのはさらに一握り。そういう部分が確実にあるというのが最近よく思うところです。
柳杏というにはちょっと弱いかなとか、柳の考えをあんまり掘り下げないで書いたのでちょっと説明が足りないかなとか思ったりもするのですが、互いにテニスを辞めていつかどこかで出会うならこのくらいだろうなと思って満足しています。柳にとっても杏ちゃんにとってもテニスはそれはそれは大きいもので、だけれど人生の全てではなかった、という話。
自分の昔書いた話を読み返すと、今とだいぶスタンスが違う話もありますね。柳杏は未来の時間軸を書くことが多くなったかなーと思ったのですが、それがやっぱり「柳がテニスを辞める」という部分に起因していることが多くて、変わったなあと思います。
中学生の時はきっとみんな世界の全てがテニスなんですよ。違う世界に行く可能性について目を向けてしまったときの残酷さというか。ちょっと見方が違うんですが、文庫版にある職業ってそういうことだよねって思わないでもないのです。テニスプレイヤー以外の未来が準備されているって本編を追っている時は考えもしないことだったのですよね。実際にそれは将来のことだからと分かっていても、少なくとも「中学生の間は」テニスプレイヤーでないということはあり得ない、と。その先を考えてしまうことが多くなりました。
柳杏が企画ラストになったのですが、このサイトでは一応テニスがメインジャンルということになっています(今更過ぎる)。そのテニスに対する考え方が段々と変わって行っている、というのが分かってそれはそれでなんだか楽しかったです。
過去の何かと訣別して、別れを告げてに進むというような意味合いを込めて付けたタイトルの5周年企画でした。
とはいえあんまりいつもと違う感じもせず、といったところで、根底に訣別があるのかなあと思いました。別れとか、袂を分かつとか、そういうものが好きなのは多分サイトを始めた頃から変わっていないと思います。それが友情でも家族の愛情でも恋愛でも、どこかで区切りを付けなければならないそのどこかの区切りを毎度毎度書いている感じしますね。
あとタイトルの順番、ブリーチで始まってテニスで終わるっていうのが「昔の話」と逆になってて、このサイトの始まりがテニスとブリーチだったのもあり良かったなと思っています。
5話書いている時にずっと中田さんのライブDVDを掛けていました。カヴァーライブですが大変おススメ。
そんな感じで5周年企画でした。お付き合いいただきありがとうございました!
ブログ拍手などありがとうございます。企画完了しました!楽しんでいただけたならば幸いでです。