昨日買い物がてら雪灯様と「君の名は。」を観てきました。先日法要の時に伯母から大変勧められていたので興味があり、あとCDショップのRADがすごく。それから宣伝の三葉ちゃんの言動が どう聞いても ま ち ちゃん 。
ちなみに伯母の評価というか正確には従兄の評価は「新海誠のオタク要素を薄めて薄めると一般受けする」でしたが、そんなんじゃなかったので追記にネタバレ感想という名の考察。なんかいろいろありそうですが昨日の今日で一回しか見ていない&自分の知識だけで考察しますのでかなり偏ってます。余計な知識入れないために今のところパンフしか読んでないです。ちなみに管理人と雪灯様はけっこうなオカルトマニアで、帰りの車が1時間ちょっとかかりましたが車内でずっと内容の整理をしていました。
そんな感じで追記から感想という名のネタバレ考察。
まず順を追っていません。思いついたところを思いついたままに書いているのでわりと時系列がバラバラかなと思います。ほとんどが雪灯様との会話が元なのでいろいろね。「これヤバいやつ」と思った時点でブラウザをそっとじしていただけると精神に優しいです。
これを書き終わったら真面目にいろいろ読んでみようかなと思ったり思わなかったり。ここに書いてあることほとんど考察終わってそうなんだよなあと思いつつ出しておきます。真面目にパンフレット以外何も読んでいないので、もし考察被りとかあったらすみません…。うぉぉ、でも一般論しか話してないからめっちゃいろんな人とかぶってそう。本当に申し訳ないですと先に謝らせてください。あとオカルト関連の知識も自前の記憶装置という名の脳(バトー)以外使っていないので(水神関係の本出すの面倒だった)、わりと間違いがあるかもしれません。全体的にしかたないねと思いながら読んでいただければ幸いです。
1、ずれたのはどっちだ?問題
映画が終わって私が某氏が作画監督だったことに打ち震えている時に雪灯様が考えていて納得したことですが、ずれているのは時間軸で世界線ではない、ということ。これは物語終盤までどっちなのか分からないんですよね。但し、携帯が繋がる繋がらない(ついでに3年後に瀧がかけた電話が三葉側では勅使河原からのようになる描写)からもしかして二人だけ世界線もずれてるから歴史改変が可能になったのか。あとここから思うのがおそらく、おそらく二人の時間が交錯しない場合、三葉は勅使河原と、瀧は奥寺とくっつくように世界は出来ているんだろうなあ…新海誠だからなあ…と思いました。
2、生まれ変わりと受肉
三葉ちゃんの「生まれ変わったら東京でイケメンの男の子になりたい」から実際には時が狂ってるんですよね。これはこの直後に三葉ちゃんが死ぬからで「じゃあ望み通り生まれ変わらせたからもう一回世界をやり直してみてね」っていうすごくすごく恐ろしいことだと思います。
3、四とか怖すぎる
最初から最後まで東京で二人が出会う駅名がヒドイ。これどっちか死んでるだろぉと思ったけどマジでしたね。四谷、代々木。四辻ィ死界ィ。
4、龍神と水神と蛇神
これ長いです。長いうえに面白みがないですので、マジでヤバそうならブラウザ閉じてくださいね。
1 まず口噛酒のシーンですが、その前に鈴と髪飾りに蛇か龍がついていたので「水神様かなあ」と思ったのですが、それが口噛酒のシーンで超鳥肌立ちました。何故かというとわたくし、口噛酒の知識の記憶があのやり方のシーンの衝撃でぶっ飛んでこっちにつないでしまったんです。誓約です。アマテラスとスサノヲの誓約のシーンの神生み(宗像三女神)を思い出したので「アイエー!?ヤマタノオロチー!?」ってなったんですね。何故三葉ちゃんの方をスサノヲと思ったのかは割愛というか、直前に蛇か龍がいたからです。コメとかツルギとかをかみ砕いて吐きだすのだよ、という。※31日追記 すいません、突然のヤマタノオロチ過ぎて意味不明でした。八塩折酒と口噛み酒を同視したって話です。
2 みつは という名前
おそらく三葉はミツハノメのミツハではないでしょうか。ダイレクトに神様あと思った。水神ですね。みつばじゃなくてみつは。ここから超拡大解釈しますが彗星が落ちてくるシーンを瀧くん視点で見るとほとんど龍なんですよね。で、宮水の今までの全部は今日のためだったんだと彼が覚るシーンがありますが、正確にはミツハちゃんが生まれた時に、なんじゃないかなと思った。1200年前に彗星がおちて、200年前にもチャンスがあって、でもピリオドが三葉ちゃんだったんじゃないかなと。彼女がピリオドなのですっていうと途端に陰陽師(漫画版・岡野玲子)。神様が生まれた時点で宮水も糸守もいらなくなるのかなあ、ピリオドなのかなあと。で、ミツハノメである三葉ちゃん自身が神様だからこれ神婚ストーリーだなあと思った。
3 私が愛したのは二葉
これはわりと分かりやすいですよね。私が愛したのは妻であって「宮水に流れる神の血ではない」と言いたかったのかなあ≒神様が生まれた時点で二葉さんはいらなくなってしまったのかなあと。
4 不自然な3人、ないし4人5人
これが先ほどの3と繋がるのですが雪灯様の一つの疑問が出ました。「てっしーは関係性的に三葉ちゃんと一緒にいるの分かるんだけど、サヤちゃんは?」あんな村社会では仲良くしちゃダメとか言われそうだよねーという単純な話でしたが、そこから考えた事。そもそも三葉ちゃんは巫女ではなく神側なんだよ、ということ。だから正確には 三葉≒神、勅使河原≒神官、名取≒巫 という立ち位置なんではないかな。さやちゃんは苗字と名前がもろにあれで、パンフレットで読んでぞわってなった。どこかに勾玉と鏡もいるんだろうなあとは雪灯様談。
で、二葉さんが四葉さんを産んでから亡くなり、一葉さんが二人を育てたというのはおそらく神様で、この彗星のやり直し、つまり3年のタイムラグのある入れ替わりの日々をやるために四葉ちゃんと一葉さんは絶対に必要だったからでしょう。そして神にとって神婚以外の男(ミツハ父)は案外いらなかったりする恐ろしい話だけれど、神様自身が必要と判断したのかなあ。(三葉ちゃん自身がって意味です)
この結論として、私はこの映画自体が神生みと生まれ変わり(神懸り)と世界創造とその結果による神婚だと思いました。三葉というかミツハという水神が生まれて、その神がいったん死ぬルートから人間の(イケメン男子の)肉体に受肉して、その効果で世界を改変して、守護する地域の世界を創造し直し、そうしてその神(宮水三葉)を祀る宮水家も糸守も結果的に世界を生み出したから役目を終えて終わるのだ、と。どちらの世界でも三葉ちゃんor神は必要なくなったり消えたり(死んだり)するので、やっぱり彼女がピリオドなのです。でも神であるミツハは受肉した相手であるタキというかさんずい、つまり水の中に龍が住んでる男と結婚するんだろうなあー。それで初めて「ミツハ」も「水の龍」も人間に戻れるのかな。ていうか入れ替わり自体も神懸りなんですよねと思った。
「私はあなたの行いの結果である」(陰陽師・岡野玲子)これも前述の漫画からなのですが、これは道満というか豊受大比売の台詞なんですけども、この映画をあらわすにもこれは非常に素晴らしい言葉だと思います。神婚というか、神の行いと人の行いを言葉に表して、世界や命を書き換える時の最高の一言だなあと、未だに思いますが、この映画を見て最後に思ったのはこれでした。「私はあなたの行いの結果である」。そして「私は私の本当の名を呼ばれると私自身を思い出す」(陰陽師・岡野玲子)というのはまさしくこの映画そのままですよね。あとこれは千と千尋もそうです。どれが、ということではなく、どれも神と人の契約譚というのは古今東西一つの型があるのではないかなあと思わせる作品です。
5、幽世から戻る方法
雪灯様「瀧くんの肉体で入って、三葉ちゃんの魂で出たから幽世から戻ってこられたんだね」
6、一番オタクっぽいのはどこだ
雪灯様「ていうかこの映画の細かいオタク要素とかはすべてどうでもいいんだよ。一番オタク向けっていうか、<『女in男』と『男in女』がモテる>っていうところが一番オタクの考え方なんだよ!!!新海誠はオタクなんだよ!!!」
緋雨「実際奥寺先輩が好きだったのもデートするはずだったのも三葉ちゃんだしなあ」
雪灯様「突然の百合」
この映画が一般向けのSF恋愛物とか う そ や ろ ?(総論)