コノサカヅキヲ受クレ
ドウゾナミナミトツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
(勧酒 于武陵 訳文 井伏鱒二)
というようなベルアンを一話更新しました。
冬と春に別れを告げたり、世界に別れを告げたりするような、そんな話です。
というかてっしー、左門くん、ベル様、アンリさんの四人で現世で花見をするほのぼのに見せかけたベルアンはいつも通りシリアスってます。
「勧酒」がとても好きで、日記の方には訳文で有名な井伏鱒二のものを。
本来の于武陵の「君に勧む 金屈巵」の訳文というか、勧酒自体が好きです。そして「「サヨナラ」ダケガ人生ダ」と言い切る井伏鱒二の訳がどうにもベルアンというか、アンリさんが何度も何度も世界を創って、亡くして、その繰り返しの中であり、その中で出会った偶然のベルゼビュートでありさもてしであり、と思いながら書きました。
アンリさんにとっては一瞬の出来事のようなすべてが、だけれど、大切なものになっていって、一緒に花を「美しい」と言える、という変化があればいいなと思う一方で、永遠に、延々と、世界を創っては壊すそれだけの女神でもある、というのもすごく強くあって。そんな話でした。
そういえば、花見で「勧酒」でしたが手羽先しか出てきませんでした。仕方ない、手羽先は世界のすべてだから仕方ない。