
これ、個人的にCBCカルデア重工物語から社長用のプレイリストにして聴いている曲なんですけども、詳しく語りたいなあと思ったため語ります。たまに松晋と久晋とカプはなくても松下村塾の話をするのでご注意ください。
1、マンピーのG★SPOT(サザンオールスターズ)
古い曲ではありますが、全体的にこのノリは社長だと思う。タイトルから過激でふざけた感じの曲に見えるんですけども、実際問題は最初から最後までシリアスなんですよ、まさに社長。
「たぶん本当の未来なんて知りたくないとアナタは言う」「曰く曖昧な世間なんて無情の愛ばかり」とか高杉社長っぽさがすごい。すごいし、これを松陰先生や久坂に投げかけていたからこそのCBCのような気がするんだよ。
別に高杉社長が「本当の未来」を知っていたわけではなく、急進派ではなく慎重派だった彼は先生の処刑も、久坂の切腹も「まだだった」という感情があったんじゃないかなあと思うんです。先生が処刑されてから維新について躊躇いなく口にするようになったと公式のマテリアルにも書かれていますし、久坂の死を「犬死」と言いながら彼からの「長州を頼む」が呪いのようになって狂っていった描写もイベント中にありますし、なんというか、慎重派でしっかり事を進めようとしていたのが二人の死によってどんどんおかしくなっていった感はあるよな、と。
「浮世は舞台」というところも滅茶苦茶晋作君。そして「待ち人は来ない」。そうやって置いていかれた全部が「死ぬ時は一人」「戯言です、忘れてください」になっていくと思うと本当にこの曲似合うよ社長。
2、蓮(ゆう)
これはもう何回も語っているのですが繰り返します。曲の最初の静かな雰囲気というか、何とも言えないさざめきのようなそれも、終の棲家で夜に静かに亡くした仲間のことを思っているようで。
冒頭の
「体の中の半分以上の液体が揺らめいて呼吸をすることを忘れさせる」
は、なんというか、労咳で呼吸が苦しいのもそうなんだけども、呼吸をすることを忘れさせるほど、体の中に染み付いた、液体、血、血肉、すべてが村塾時代のことを思い出させているようで。
「この世で1番美しいものその赤い空を身にまとってあなたを待ち続けたい」
「その赤はやがて色褪せ灰色の闇に変わり白い斑点の模様が輝く」
という夕暮れから夜の空への表現も、もう絶対に戻ってこないと知っていながら『あなた』を待ち続けたいし、自分自身ももう駄目だと分かりながらも「待ち続けたい」「待っていれば来てくれるのではないか」というどこまでも冷たく幼い願いのようでね。
「君のためなら死ねるよ」
っていうのはどう考えても晋作の本音なのに、先に死んでいったのは周りで、残された自分は誰かのためではなく病で死ぬというその絶望のすべてが詰まっている感じがする。
そしてその対となるように
「あなたの呼吸を聞きながらあたしは生きているのに」
どうして置いていったんだ、という。イベントストーリーでも先生に叫んでいて、先生からは「久坂君の時もそうやって」と言われていましたが、「あなたたちが生きているから生きていられたのに」という晋作そのもので、先生の時も、久坂の時も、だから耐えられなかったことを先生に指摘されて騙し騙しやってきた自分を指摘されて激昂した部分かなあと。
そして最後の
「濡れた我が身も気にせずこの手を引き上げ笑ってくれるのは
いつでもあなたでいて あなたしかいないでしょ」
というところが、先生や久坂にそうであってほしいと願い続けて、願い続けても独りで戦い、独りで死んでいく自分への救いをずっと求めていた高杉晋作だなと思います。
3、私とワルツを(鬼束ちひろ)
「優しいものはとても怖いから泣いてしまう、貴方は優しいから」というのは仲間全てに抱いていた感情なんじゃないかなあと思う。先生や久坂だけでなくみんなに。そしてカルデアでもそれは変わらない気がする。どうしようもなく一人で戦いたくて、どうやったってもう何も失いたくない社長の感じがすごく。
「声を上げて名前を呼んで 一度だけでも それが最後でも」っていうのもイベントで先生と久坂の死を目の当たりにして何も出来なかったことを、それを逃げだと先生から指摘されるわけですが、本当は「それが最後でも」いいから手を取りたかった晋作君はいる、絶対いる。
4、月光(鬼束ちひろ)
「こんなことのために生まれたんじゃない」っていうのが本当に心の底からの彼の叫びだと思う。それは松下村塾にいたころには全く思っていなくて、国の未来にも希望しかなかった、この仲間たちとなら変えていけると信じていたのに先生も、久坂も、他のみんなもどんどん死んでいって、自分は役職の中できっと思いを果たそうとして、だけれどみんないなくて、ってなったときに「こんなことのために」ってなった社長はいると思う。
「最後になど手を伸ばさないで 貴方なら救い出して
私を静寂から 時間は痛みを加速させていく」
という部分もすごく社長のプロフィール欄の先生が死んでからどんどん突っ走って、それでも何にもならないみたいに思っていた彼で、誰も救い出してくれなくて自分が救い出す側なのに誰も救えないままに壊れていった晋作君っぽくてすごく好きです。大好きです。
「この腐敗した世界」って壊そうとして壊せない社長もいると思うよ。
5、へっくしゅん(RADWINPS)
「僕が泣くほど誰か笑えるんだと分かっていた だけど僕も一応いつも毎日人間なんだ」のところとか「僕のための痛みだとでも言うのなら」とかがすごく。
曲調も全体的に社長っぽさがありますしね。
社長ってさ、身勝手というか自由な感じがしながら、実際のところは誰かや何かのために奔走している人なんだよなあって思っていてその感じがすごく。
自分のことを後回しにしてでも仲間や世界のために戦おうとして上手くいかなくて、それでも這い蹲ってでも戦ったその全部をCBCのあの一瞬で「それが言いたかっただけですか」と先生に切り捨てられた時の心情はだから察して余りある。でもそれを「戯言です、忘れてください」と言える強さと弱さが社長にはあるんだよなぁ、そこが好きでたまらないんだよなぁ…。
6、おしゃかしゃま(RADWINPS)
この曲は本当に最初から最後まで松下村塾時代の社長っていうか松下村塾で学んだこと、感じたこと全てのような社長感があって…。語るの難しいくらいには雰囲気が若い頃、村塾に出会って価値観や何もかも変わった社長なんですよ。
そして最後の「上じゃなくたって下じゃなくたって横にだって道はあんだ」って窮地で笑顔のままマスター君に言って奇兵隊ぶっ放してほしい。
7、ブラックアウト(東京事変)
忌日に追加した曲。
「桜はもう散っている」
4月14日、時期的に新暦だと5月となると彼の終の棲家でのそれは「桜はもう散っている」んですよね。
「もっと酔って居たい」「寒さより明るさが疎ましいのさ」
とかも何となく一人でいる時に、朝が来るのが怖くなっていく高杉社長っぽくていいよね、と。
「もっと酔って居たい」「哀しく汚され 何時もより撓やかに忘れたいのさ」
これも完璧に自分が死ぬと分かっているけれど、分かっているからこそ、楽しかったことも面白かったことも、仲間のことも師のことも「哀しく汚され」たような気がして、哀しく汚した様な気が自分にして、忘れてしまいたい、忘れてしまえたら、という感じで凄くいいなぁ。
「分かっている 是以上は無い」
が完全に自分が死ぬことを確信している感じで…
そこからの
「だから連れて行って 帰りたくない」「何より嗚呼! あなたが疎ましいのさ」
が最期の叫びの様で。今そちらに行きますから、だから連れて行って、だけど帰りたくない、そうして
「勝手に死んだお前らに何が分かる!」
とイベントで吐き出した先生と久坂への叫びに重なって、疎ましくて、辛くて、もうこんな思いしたくないと思いながら自分の死に際を見詰める晋作君。
8、バクチ・ダンサー(DOES)
「永遠に快感していよう 瞬間だけ瓶に詰めて」とかまさしく社長じゃん。面白いこといっぱいの世界そのものじゃん。
「春風に磨かれて燃えさかる薄ら紅」とかそれまさしく春風のことじゃん、晋作が狂気に落ちていくことじゃんって思った。本当にそう思った。
9、長く短い祭り(東京事変)
これも何度か書いているけれど「今宵全員が魁 一枚目よ」でプロトアラハバキから飛び降りる社長は見たいし、「奔放な命被う化粧」っていう全部偽りで、いつ死ぬかも分からないままに戦い続けた幕末の志士というか英傑というか、全員が全員そうだったんだろうなって社長や先生、久坂の討幕派も新選組側のみんなも幕末鯖全部に思う。
「この侭ぢゃまだ終われない」って血を吐きながら叫んでほしい。このままじゃないんだよ、まだやるんだよって走り続けた社長っぽくて大好きです。
長くなりましたがこんな感じ。イメソンっていいよねってここの管理人よく言ってますが、高杉さんの話を書くときはこんな感じで聴いています。楽しいね。
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