歳三の生家・土方歳三資料館図録

土方歳三生家
土方歳三資料館様の図録の二章までの感想まとめです。

写真が相変わらず下手で本当に申し訳ありません。

一昨日くらいに書いた通り、一気読みは出来ないので二章まで。

前々から読みたいなあと思っていたのですが、現地に行く機会がないなかなのに通販を見逃したり、しっかり負けたりしていて悩んでいたのですが、フォロワーさんがまた始まるよーと教えてくださっていて、やっと買えました。良かったです。

まず図録の表紙カッコいいですね、と凡百な感想で申し訳ないのですが、緋色の表紙に鳳凰と鍔。カッコいい。色味が単純に緋と文字が黒で大好きな組み合わせなので嬉しくなりました。あまりにも好みでカバー掛けようか迷う……

1章「土方家と歳三」
写真資料としての土方家の外観写真や、間取りの図面がとても興味深かったです。
生家の資料館さんならではというか、前書きにもありましたし、途中のところに何度か出てきた「賊を~」の部分もそうですが、現実として知る人がいなくなったり、そもそも断絶ということもありえたというのがやはりなんというか重い……。

石田村や土方家のルーツの話や、コラムでの話も興味深く、村内では屋号で読んでいた、ということからの推測にはなってしまいますが、血縁や地縁が強固な土地だったのだろうなあと。それは幕末期に限らず、年来のものだと分かりながらも、それが後々に歳三を抹消せずにこうやって残った理由にもなるのかもしれないなあと感じました。
屋号や家紋の使い分けは古い村や共同体だとよくあるなあというのと、過去帳を持っているのがここということで、本家筋になったうえで信用されていたのだろうなあと思います。
稲荷社や伊勢参りのことを見るに、やっぱり御大尽だったんだなあと。商家として大きい、というか商家とも言えない部分はあるのでしょうが、江戸期~幕末、現在に至るところは分かりませんが、かなり大きな家であり、共同体の要になる家だったのだなと思うと、改めて歳三さんすごく……お坊ちゃんだね!(すごく略したまとめ)

2章「多摩の歳三」
とても個人的にですが、「天然理心流中極位目録」の資料がすごいなあと思いました。
そっかー……となってしまうのは東北の人間だからかもしれないのですが、賊を出した、ということで多くの書状や書物から歳三さんの名前を削った、というのがやっぱり辛いなあ、と。その中でも「天然理心流中極位目録」を残していたのがすごいなと感じたのでした。名前を変えていたものが多い、とはいえ、歳三さんと近藤さんの諱から取っているというのが、中にも書かれていました近親者にはそれと分かるように残した、ということで、本当に1章の所でも書きましたが、決して歳三や勇、新選組であったり鎮撫隊の活動を否定しなかったし、抹消もしなかった、というのは土方歳三の人柄もあるだろうし、土方家やその血縁・地縁の強固さもあるのだろうなあと感じます。

決して抹消しなかった、そうして今はこうして子孫の方が資料館の資料を大切にし、そうしてこやって図録にもまとめてくださり、伝えられていくのだとすれば、本当に素晴らしいことだと思います。

コラムの平家の話と2章で全体的に思ったこと
飾らないでいられる場所だったんだな、というのもあるし、ほんっとうに頭いいなこの人!? と思いました。利発とかじゃなくて普通に頭いいだろって思った。勉学にも励んでいたんだなあ、というよりも本当に頭いいな……それは俳句とかの風雅に手を出しますよ……

コラムの甥っ子作助さんの話
何度も書いていますが「土方歳三を恥に思っていない」というのはすごく、すごく大きいことだと思う。賊とかそういう扱いを受けると、やっぱり家が断絶したりすることもあるし、皆殺しにされることだってあるので、当主が出家するとかそういうこともあるし、そもそも「うちはその家のものを許容していない」という態度を表面上だけでも、場合によっては実を伴って言うことっていくらでもあるじゃないですか。個人的に知っている範疇の話ですけども。
それをしなかった、100%しなかった訳ではないから名前を削ったりはあったと思うけれども、土方歳三が本当に大切な存在だったんだなと思います。
だからこそ、今に伝わっているし、こうやって子孫の方が大切にしてくださって、語り継いでくださって、多くの人が愛しているのはこういう素地というか、根本的にその家の人たちにとって土方歳三、新選組、鎮撫隊というのが受け容れられ、大切にされていたのだろうと思います。

石田散薬
いろんな媒体で見た薬箱だー! って普通にテンション上がった。山丸印の箱背負ってる歳三さんのメディアミックスいっぱいあるから、そのオリジナルだってすごくテンション上がった。すげえしか言ってない(頭が悪い)

豊玉発句集
これも有名なやつだーと思いながら、一句ずつ丁寧に詳細が載っているのでゆっくり拝見します。

いったんここまでです。

ここからだいぶどうでもいいはなし。

なんだろうね、ここの管理人の話をすると司馬遼太郎の「燃えよ剣」を小学生の頃に図書館で読んで「この人カッコいいな」となったんですよね。町の図書館だったので、司馬遼太郎の全集だったんですが、全集系は作家問わず禁帯出だったのと、ガキだったので重くて、あと馬鹿だし子供だから分かんない漢字とか調べてたら読むのクソ遅くて、週末図書館行って読むしかなかったけどもあんまりカッコいいからずっと読んでたのが土方さん好きになったスタートでしたが、その後大河とか漫画とかのメディアミックスだけでなく、会津に行ったり(東北だからね、近いからね)、京都に行ったりとそういう感じで中学くらいまでの自由な時間をけっこう費やした感じですね。高校くらいからはいろいろきつすぎたので思い出したくないのですが(もやし)、今になってやっぱり新選組も近藤さんも土方さんも沖田さんもカッコいいな!! ってなっている中で、こうやって生の資料に出会えるのは本当に嬉しいです。
本当の資料という言い方はどうなんだろうと思うけども、メディアミックスだけではなくて、こういう子孫の方や伝来している、残っている史料から歴史に本当にいた人物に思いをはせるのはやっぱり楽しいです。ありがとうございます。

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