はあああああ! もう今日バニーの日じゃないですか!?
365日何かと理由をつけてウサギをむさぼっていいんですよ永倉さん! と思っているのに今更気が付きましたよ!? 私としたことがウサギに対する反射神経が鈍っていました! もうバニーの日が終わろうという夕方になって気が付きましたよ!
ということでバニーの日永斎(斎)です。このあとえろどうじんになるのですが、えろどうじんはバニーの日に間に合わなかったのですが、どうしてもエロうさぎが書きたいし食べたいと永倉さんも言っているのでこれの続きのえろどうじんは明日以降ちゃんと書いて、サイトの方に収録しますね!増殖し続ける
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バニーの日のウサギ斎藤さんの話です。昨日のウサギ斎が少し賢そうだったので徹頭徹尾赤ちゃんみたいな斎です。いつも通りだね
バニーの日
「あの、あの!」
「なにを、やって……」
「ちがう!」
違う! と斎藤に叫ばれたが、サポートから帰ってきたその部屋から脱走しないようにしているはずのそのウサギ化がまだ治らない斎藤は、どう考えても非合法のどっかの姉ちゃんみたいな恰好をしていた。
……なんでそんな知識があるのか? 聖杯って便利だよな。
「さっき、マスターちゃんが来て! コヤンスカヤさんと!」
要領を得ない言葉だが、まあマスターはウサギになった斎藤に碌なことをしないのは分かっている。それにしてもなんだってコヤンスカヤの姐さんが……?
「っていうかだ、知らないやつが来ても戸、開けんなっていつも言ってるだろーが」
「ご、ごめん……でも、マスターちゃんとコヤンスカヤさんは一応知ってる人、だし?」
首をかしげて言われたが、この状態では問題しかない。
耳と尻尾はそのままなんだが、ぴったりくっついた薄っぺらい生地の服、というよりは布切れは、妙な光沢があるが体を覆う面積が狭すぎる。肩も脚も丸出しで、しかもその足にはなんか編み込みの長い靴下穿かされてるし。それにしたってウサギになってもコイツ一応成人した男だと分かっていても、なんというか華奢とは言わんが……。
「前……組の頃ってか、前世? 前から思ってたが、おまえマジで飯食ってんのか?」
「うるさい! 筋肉つきにくいの気にしてんだよ!」
気にした結果があの踏み込みの無形ならそれはそれで完成形だろう……じゃなくて!! もう現実逃避に等しいのだが、さすがの俺でも引くぞ、この格好は。
「なんだ、今急速に聖杯に聞いてみたが、バニーガール? バニーってウサギか? そういうコンセプトの姉ちゃん?」
「ち、ちがう! だ、だから! これにはワケがあって!」
僕はガールじゃない! と叫んだウサギは涙目で経緯を説明し出した。
「マスターちゃんとコヤンスカヤさんが押しかけてきて、新八からいつも確認してから開けろって言われてるからちゃんとモニターも見たし、危ないかなって居留守決め込もうとはしたんだ、ほんとに……」
~~~
『いるのは分かってるんだよ! 開けな、ウサギ!』
『ウサギ狩りのお時間ですよー!』
『ミッ……』
居留守を決め込んでも繰り返されるノックをはじめとした、場合によってはロケットランチャーあたりを使われそうなほどの執拗な攻撃に、斎藤は怯え性になっているのも相まって結局耐え切れずに扉のロックを解除してしまったらしい。それは、何というかもうあの二人では勝ち目がないだろう。
『やっぱり居留守だ、このウサギ、どうしますかね!』
『まあまあマスター、今日はこちらのウサギさんを狩りに……おっと、間違いました♡ 商品をお見せに来ただけですから、そんなに怯えないでくださいな』
『ミッ、ミッ……!?』
『買い取りは決まってるんだよ! この頃周回でアーツ3ターンをサボった分のツケを払ってもらうからね!』
『そ、それはマスターちゃんが、バスター周回を、して、ぼ、僕とアルトリアちゃんと、あと、徐福ちゃんは解放、さ、れ……』
『かかりましたよマスター! ではなぜバスター周回に必須のはずの私がここにいるとお思いなんですか?』
『え、あ、あの!』
『そういうことでして、こちらになります。本日8月2日はバニーの日になりますので、バニー衣装などご用意いたしました♡』
『で、でも、買ったら、お、お代が払えな……だからいらない、です! ちゃんとアーツ周回するから!』
『チッ、無駄に頭の回るウサギだな』
『ですから、こちらを着ていただくことで帳消しにして差し上げましょうという大変良心的なお買い物なんですよ? とってもお得ですよ? しかも斎藤様はオプションのウサギ耳と尻尾を買わなくても良いだなんて! とってもお得!』
『あ……あ……』
~~~
「……馬鹿なのか?」
「だって……!」
その説明に溜息をついて、あまりに露出の多すぎる斎藤のバニー姿に手近な布団かシーツを掛けてやろうかと思ったが、いろいろと考えて手を止める。いや、バニー姿だがそもそもバニーだし。
「いや、この頃おまえ外に出ないからなあ……コヤンスカヤの姐さんも絆がどうこうで、最近は闇? 闇の方の姐さんとかオベロンとか言ったか? あの辺で組んでるぞ、あのマスター」
「え……?」
そう言ったところで支給されているサーヴァント用の端末が鳴る。明日の周回やら何やらの予定かと思ったが、珍しく個人からのメッセージの通知だった。
『本日はバニーの日ですので、新鮮なウサギ×バニーをお楽しみください♡ NFF』
「……ハアアアアアアアア……」
「……しんぱち、怒った?」
「怒ってないけども、知らない奴だけじゃなくて、これからはセキュリティ上げていかないとな……」
「あ、の……」
そう言って溜息をついていたら、恥ずかしそうにしながらもしゅんと耳を垂らした斎藤がこちらを見上げた。
「機嫌悪い?」
「だから……」
そうじゃない、と言おうとしたらぽすっとベッドに倒される。相変わらず軽いなコイツは、というのと、裸は見慣れてるがそういうのを意識した衣装だと思うと、却ってなんかアレだな、というのとでどうするかと思っていたら。
「あ、あの、僕がこういう、えっちなこと……はしたないことしてるから、あきれた? おこった?」
消え入りそうな声で訊かれて、耳は垂れてるし、顔は真っ赤だし、もっと言えば裸以上にヤバいくらいに脱げかけの肌も赤くなってるし……『お楽しみください♡』……それもそうだな。
「怒ってないが、バニーなんだろ? 今日はバニーの日だしな」
「ミッ!?」
耳を撫でてみたらびくっと鳴いたが、そのくらいで終わってもらっちゃ困る。
「なあ、うちのウサギさんはどうやってよろこばせてくれんだ?」
「あ、あの……ちが!」
「違わねぇだろ?」
「……あ、の……」
そう重ねて言ったら、ぴくぴくと耳を震えさせながら、おずおずと斎藤がベッドの上で重なる様にすり寄ってきた。
「んっ」
「自分からするのは珍しいな」
口付けてきたそのウサギにそう言ったら、赤らんだ顔で俺の斎藤が言う。
「バニーの日だから、特別。しんぱちの、うさぎだから……」
「淫乱」
「きらい?」
「いや、好物だ」
笑って言って、その作り物の服と靴下に比して、天然といって差し支えない「バニー」ことウサギの耳と尻尾を撫でれば、ウサギが小さく鳴いた。
8/2はバニーの日!?すっかり失念しておりましたなんてこと……!!
ちゃん〜!!可愛……エッチ……可愛……特に永倉さんが「うちのウサギさん」と言ってるのがエッッッチ‼︎エッチみを感じました
そして大好きな緋雨さん家の永斎
永斎大好きだ……ありがとうございます!
ありがとうございます


頑張ってうちのウサギさんは永倉さんをよろこばせないといけませんね!頑張れうさ斎!
私も夕方急に「バニーの日だ!?」と気が付き急いで書きました!
エッチみがあったなら良かったです
バニーだけどバニーの日だから頑張ってもらいます(意味不明な言動)
えろどうじんも頑張ります