永斎「巣作り」。🐰斎の中でもなんというかこう、こいつらいっつもこういうことしてんなっていう話です。急だね。
急なのは今更ですがウサギ斎藤シリーズの永斎って何やってんだコイツって思われそうだから一話ずつちゃんと再録しないといけないのに、「雨の日」の方は最初をサイトに入れてあったのですけども、霊基バグの方は何もやっていないままに先日えろどうじんを更新したんだなあ、と自分で思ったので、エロじゃない話を入れておきます。たいへんもうしわけない。
サイトのHTMLを書く時間がなかったのでこちらに置いておきます。「雨の日」もだいぶおかしい話なんですがね、私は個人的に気に入っているのでいいと思います、楽しいので(ひどい)。ウサギシリーズはカルデアでいつもの霊基異常が流行してしまい、はじめちゃんにウサ耳とウサ尻尾が着いてしまうよ。飼い主兼保護者が永倉さんだけども、こいつら相変わらず前世から付き合ってるから手が付けられないよ、という話です。
捕獲体制が整っているし、そもそも逃げるつもりがないからこう……こう!
巣作り
怒る、かも……
「着物……シーツ……新八の、匂いする」
今日は出撃がなくて、というか半分ウサギになってから全部新八が変わってくれて、だから新八は呼ばれていたから、その隙を見て部屋で柔らかいものをかき集める。自分の服やシーツなんかは集め終わってしまって、でも僕、身長は高いから間に合わなくて、新八の着物やシーツも集めていた。
勝手にこんなことしたらさすがに怒る、か?
というよりもほわほわしてきた。新八の匂いする……と思って僕はぶんぶん頭を振った。
「駄目! 急がないと、間に合わなくなるから!」
本当は新八の着物にくるまって寝ちまいたいけど、だめだ、忙しいんだから、ちゃんと……。
「で、も……怒られる、かも……」
やっぱり、勝手にこんなことしたら怒られる、以上に、こんなことになったって言ったら怒る、かも、と思ったらじわっと涙が滲んでしまった。
「さすがに新八でも、嫌だよ、な……それに、夜も、出来なくなる、し……」
そう口にしながらも、今はとりあえずこの仕事を終わらせないと、と思って僕は着物やシーツを運んだ。
*
「斎藤? どした?」
「みっ!?」
部屋に戻ったら斎藤が自分の衣服やら俺の着物やらを集めてベッドにため込んでいた。俺が部屋に入ってきたのも気が付かなかったようで、それがかえって心配になるのだが、うずたかく積まれた衣服やら何やらを見て、ほうほう、と思う。
「斎藤、ちょっと来い」
「やだ……忙しいから……」
そう言って帰ってきた俺に驚いてはいるようだが、それでも必死に衣服を初めとした柔らかいものを集める斎藤に近づいて、抱き上げた。身長はあるが軽いよなー、こいつ。
「ちょっと待て、忙しい、から!」
「あのなあ、斎藤って男だろうが」
「みっ!?」
また驚いたように短く鳴いた斎藤に、思わず頬が緩んだ。
*
新八に言われて、抱えられてその『巣』というか『産室』に置かれる。それで、言われたことにびくっとしたけれど、その通りで思い出す。
そうだ、僕、新八と毎日みたいにあの、だけど、男だから……
「子供……できて、ない?」
「うーん、医務室行った方がいいのか? 偽妊娠ってホルモンバランスの乱れもあるらしいし。斎藤の場合どこら辺のホルモンが乱れたかはやっぱりメスとも違うし、血液検査なの、か?」
新八がちょっと困ったようにそう言いながら出来上がりかけの巣でちょいちょいと耳や尻尾を撫でてくれて、新八の匂いがする巣でほわほわしながら、子供出来てない、妊娠してない……と考えて聞いてみる。
「あ、の……子供出来たら、やっぱり、迷惑?」
「迷惑なんかじゃないに決まってるだろうが。だけども男だから妊娠はしない。少し構い過ぎたか。それにな、妊娠するメスでも偽妊娠は体調不良まではいかないがホルモンの乱れで起こるらしいぞ? 少し心配だな……」
「……じゃあ、もう夜一緒に寝てくれない?」
「原因分かるまでやめといた方がいいんだろうな……」
それに僕はちょっと……本当はすごく寂しくなる。だって……
「新八の、匂いのする巣で、新八と一緒に寝たら、きっと楽しい……のに、僕の、せい」
ぽつんと呟いたら新八がその出来かけの巣に潜り込んできてくれた。は?
「斎藤のせいじゃねぇだろ?」
「みっ!?」
*
驚いたような斎藤を抱えて、それでもさすがにヤるワケにはいかないし、と思いながら斎藤を抱えた。
「可愛い……俺とヤリまくったから子供出来たと思って巣まで作っちまうなんざ、もう可愛すぎるだろ。明日ちゃんと検査してもらうからな?今日は寝るか、俺が抱えておくから」
そう言って口付けてみたら、斎藤は俺の匂いになのか、それとも体調不良も原因なのか、ほわほわした顔でこちらを見上げた。
「ん……えっちなこと、しないのか?」
「今日は駄目だ」
「ん……おやすみ」
「おやすみ。そこにいるからな、なんかあれば起こせよ」
安心したような斎藤が眠りに落ちるまで、それほど時間はかからなかった。
*
次の日の医務室の担当は希臘の医神で、なんならあの厳しいがそれなりにまだいろいろ大丈夫な看護師さんが良かったなあ、なんて思いながらも診察のとこに斎藤を置いたら、血液検査でちょっと斎藤が注射に泣きそうだったのが収穫だ。やっぱり怯え性になってやがる。そうしてやはりホルモンの乱れのようで、とりあえずそっとしておけ、普通は自然に治る、が、と、言われて続けられる。
「獣医師じゃないから詳しくは分からんがな、何をしたらこうなる? 妊娠時に出るホルモンがオスウサギに出るとはどういうことだ?興味がある」
それにぴくんと偽妊娠というかは想像妊娠で過敏になっている斎藤が反応するから、落ち着かせる意味もあって耳や尻尾を撫でながら言った。
「うーん、毎日ヤってるくらいしか原因分かんねぇっていうかオスのウサギでもそういうホルモン出るのって危なくないのか聞きに来たのはこっちなんだが……?」
「……そういう話なら帰れ! 自然に治る! というか想像妊娠が治るまでは絶対に性行為はするなよ!?」
態度が一転して釘をさしてきた医神さんに、そのまま礼を言ってびくびくしている斎藤を抱えて部屋に戻った。
*
「あの、先生怒ってたが……やっぱり……だめか?」
「駄目というか、俺に怒ってた感じだな、アレ」
「新八、怒られた?」
そう耳を垂らして不安げに聞いてきた斎藤を安心させる意図もあって、昨日から作成途中の巣という名のベッドに積まれた衣服の山の柔らかなそこに置く。そうして俺も横に座って、不安で過敏になっている斎藤の耳を軽く撫でた。
「というかあのセンセが初心なんだろ……でも、これが治まるまではそういうのはお預けな」
「みっ……でも……」
「注射怖かったか? 痛いか?」
「あの、血液検査、ちょっと……じゃなくて!でも、その、新八……」
そう言われてやっぱりうちの斎藤はちょっと献身的過ぎるというか、教育やら躾の成果もあるだろうが、それにしてもちょっと俺、勘違いされてる可能性すごいな、と思いながらそのまま抱き込んで巣に入る。
「俺だって毎日斎藤のこと抱きたいワケじゃないからな?そりゃあおまえとヤるのは大好きが、別におまえのことそういう、性欲処理の相手だなんて思ってねぇし」
「ミッ!?」
俺の言葉にびっくりしたように、というか混乱したように斎藤が腕の中でびくんと動く。だってまあ、そんな。
「たまにはゆっくり寝るのも大事だろ?」
そう言ったら安堵したように斎藤が抱き着いてきてくれた。
「しんぱちの、匂い……ねむく、なるから、たまに、ねたくて……」
「いつだって寝ていいんだからな?」
俺に付き合わせちまってるとこあるし、と思って抱き留めたら、斎藤が笑う。
「ん。でも、もったい、ない……しんぱち、と、そういうの、いっぱい、したい……」
あー、もう可愛いな! 万年発情期も悪くない! というか兎! 食べちまいたい!
「治ったらいっぱいいっぱいかまってやるからよ?」
やったー!大好きなお話がブログでも読める!ありがとうございます❤️
毎日ヤりすぎて偽妊娠しちゃう🐰ちゃん可愛すぎる……妊娠したら/想像妊娠が治るまではできなくなって、できなくなったら新八は嫌かな……って心配になる🐰ちゃん!!献身的だぜ……そんなわけないのにね、永倉さんちゃんと言ってやって!!言ってくれてたわ(着席)
でも最後に「したいと思ってるのは斎藤のほう」という、もう可愛すぎる爆弾を投下されて、私は永倉さんのように身悶えしました。なんだこの🐰可愛すぎる……
大好きなお話の再掲、ありがとうございました!!
巣作り編、再録しましたー!!私も個人的に大好きなのでブログで手軽に摂取できるようにしました🐰(分かりやすい自画自賛の図)
献身的すぎて行き過ぎての想像妊娠でもあるんですよね、こんなの可愛い可愛いって毎日ヤっちゃうよ……🐰でも不安になっちゃうよね、そうじゃないって言ってあげてね!
でもほんとはそうやって巣で楽しいことしたいんですよね、この🐰、わりとエッな🐰ですね!?