永斎のウサギ霊基異常の話です。以前の🐰誘拐編その後です。
🐰誘拐編(永斎🐰)
この記事(日記8/21)の続き。ウサギシリーズの中の時系列的に続き。
真面目な話をしています。本当です。本当です(大事なことだから二回言った)。
誘拐された結果、いろいろ悩むことがあったウサギ斎藤さんがいっぱい考えて柔軟体操でもしてみる話🐰
真面目な話をしているんですよ。本当です。
なんでえろどうじんにならないの!🐰の勤めでしょ!ギリギリのところで回避できて……いるのかこれは?
と思った。ていうかえろどうじんじゃん、悩んだ結果柔軟体操?🐰斎って実は暇な時えろびでお、あだるとびでおとか見てるんでしょ?知ってるんだから!
※だいぶ頭の悪い話が入っています。気を付けてくださいね。えろも書きたいね。
あと短いです。頭が悪いのは……それはいつもだからそうだね。
できること
「うーん」
「斎藤さん?」
「あ、マスターちゃん」
ぴくんと跳ねた耳は感情表現が豊かだ、と思いながら藤丸は、だが今日は捕獲予定もないし、と思い(というか食堂はエミヤやブーディカに監視されている)、珍しく一人でそばを食べていた斎藤に声を掛けた。何か思い悩んでいる、というふうに見えるが、どうしたってウサギ化する以前よりは分かりやすい、分かりやすすぎる、と思いながら。
「どうかした?」
「え、むしろ斎藤さんがどうかしたの? なんかすごい悩んでるみたいだから…」
「え……」
バレバレだよ、と付け足した藤丸に、斎藤は今度はしょんと耳を垂れさせた。分かりやすい、というか……。
「なるほど……こういうところに入れ込んでるのか……」
「え?」
「いえ、おとなのせかいはわからないなとおもっただけです」
「? あ、そうだ。今新八シミュレーター使ってるでしょ? それもあって待ってる間昼飯食ってたんだけど……」
「許可アリなの?」
「え、うん。なんか分かんないけど最近よく散歩? していいって」
……それもそのはずである。コヤンスカヤ達に誘拐されてから、あまりにもきっちりかんきん……ではなくて、部屋にただ仕舞い込んでおくだけでは良くないとなったのが永倉なのだが、その複雑な事情について斎藤は理解していない。というかたぶん、そのあたりの微妙な信用や永倉自身の自信の程について分かっているのは、悲しいかな永倉本人を除けば土方と山南辺り、というのが永倉にとっては絶妙に癪に障るラインなのだが。
「まあそれはいいんだけど」
そうやって相変わらず大事なこと分かってないし言わないから! と食器を洗いながらブーディカは声に出さずに思っていたが、それはそれで何だかかんだとナガクラが可哀想だ、と思ってとりあえずやめた。あたしのこれは子育て世代の感覚だ、と彼女は思ったが、それはそれでやっぱり可哀想だ。恋人なんだから、と思ったら余計可哀想になってしまう。
……悲しいかな、永倉が思っているよりも永倉が自分が斎藤に信用されているのかいないのか、どうやって大事にするのが正解なのか、と考えているのは土方や山南だけでなく、このあたりの子育て世代メンバーにバレている辺りがより……しかしそれは別の話である。
「なんかこの間、コヤンスカヤさんに誘拐されてから改めて思ったんだけど、今は鬼神丸も重くて持てないのはそうだし……でも完全にウサギってワケでもないんだからなんかしとかないとなーって」
「……その心は?」
「……捨てられたくないなあって」
「……パフェだよ」
「あ、ブーディカさん!」
「あの、注文してないっていうか、怒られ……」
「いいからマスターと食べなね?」
「あの、これ……」
「ウサギってさ、体柔らかいよね? こう、手が届かない所に届いたりしないかな? あと敏感だから斥候とかどうかな? 絶対縄張りには敵を入れないらしいじゃない」
「どういう……? あ、でも柔軟ならなんとか毎日できるかなぁ……耳と尻尾があるから斥候とか間諜は無理かと思って考えてたんですけど」
そう耳を垂らしながらも少し前向きに答えた斎藤にブーディカは思う。三歩進んで二歩下がる、というのがあるらしいが、なぜ永倉と斎藤は再会したとかそのへんはいいのだけれど、ウサギになったのもいいのだけれど、三歩進んで二歩下がった後立ち止まるのだろう、と。
「後ろに下がってないことだけは評価できるけど……」
「み?」
*
「……なにやってんだ?」
「え?」
永倉が「先に帰ってるって」とマスターに言われてシミュレーターから急いで部屋に戻ったら、斎藤がベッドで丸まっていた。丸まって……? と考えてから体調でも悪いのか、と思ったが、それはなんというか、体を折りたたんでいるように見えた。
「柔軟」
「柔軟?」
一言返されてそれからぴょこんと上半身を持ち上げるように起き上がったウサギは、かなり柔らかな動き、というよりも、人間体だった時よりもはるかに滑らかな動きで体を折ってみたり、伸びをしてみたりして、それからそれを見せるようにして言った。
「体柔らかくなってるから」
「……知ってるけど」
「え? 知ってたのか!?」
心底驚いたようにそう言われて、滑らかに動くたびにぴくぴくとついていくように揺れる耳と尻尾を見ながら、永倉は少し遠い目をした。いや、何か他に絶対理由があるはずだ、と思いながら。
「んー、まあいいや。こうやってたら普段より体柔らかいから、なんか新八馬鹿だから変なとこにもの落した時とか届くかもしれない」
「……は?」
「ウサギだから役に立つかも!」
そう元気に言われて永倉は思わずぺしっと斎藤を叩いて、青い耳を撫でた。
「みっ!?」
「いや……叩くとこではなかったかもしれん。すまん」
「え?」
「この間も言ったが、別におまえがウサギだからどうこうってんじゃないし、もっと」
そう言い掛けてから、叩くところじゃないと自分で言ったそれを思い出す。そうしてさらに、この間、『寂しい』と口にした自分自身を思い出す。
そうじゃない、と。
ウサギになったとかそういうとんでもない非常事態だろうと、そういうことがあろうとなかろうと。
「そうじゃ、ない」
「……?」
カルデアで再会して、どうやったらいいだろうと思ったのは嘘じゃない。そうじゃない、と。あの日、手を離したのはそうじゃなかった、と。だけれどそれも、嘘ではなかった。
あの日に手を離したのは、互いに嘘ではなかった。
互いに嘘ではなかったから、今また、言葉を交わすことが出来るのだと、少なくとも永倉は信じていた。
「あの時、あれが嘘だったら。試しただけなら。そもそもがぜんぶ間違いだったら」
こんなふうにはなれていない。だとしたら。だけれども、そんな機会は本当は巡ってこないはずだった。
「望外ってのはこういうことかもな」
「なに、言って?」
言葉にしないと分からない、と言われればそうかもしれない。だけれど少なくとも、自分たちは一度離れて、そうしてやり直せたからここにいる。
「俺はああやって後悔した。後悔したし、呆然とした。亡羊とした。その先にこんなことがあったんだから、それはそうかもな」
「新八?」
「そうだな、ウサギってかおまえの体やわらけーのはよく分かってる。ほぼ毎晩だし」
「は? やめっ!?」
「なに? 痛いのか?」
「痛くは、ないけど! 折りたたむな! っていうかそういう折りたたみ方するな!」
「どういう折りたたみ方されてんだよ?」
「黙れ!」
「こういうからだの柔らかさって楽だよなー、ナニがとは言わねぇけど」
「らくじゃ、ない! まて、今、ちがう!」
「あ、服脱ぐか?」
「なんで! なんで!?」
おまえが柔軟してたから、と理不尽極まりないことを言って永倉はそのままベッドで何だかんだと『役に立とう』と頑張っていたらしい斎藤の柔らかい身体をそのまま丸めるように抱き込んだ。
「別にいいってか、おまえの方が強いだろうが」
「はぁ!? 当たり前のこと言うな! 僕の方が強いから更に新八を守ってやろうって……やめろばーか! 折りたたむってか、さわる、な! ぬがすな!」
そう涙目で赤らんだ顔のまま言ってきた斎藤の耳を撫でて尻尾を撫でる。そもそもウサギは、というかウサギが。
「万年発情期だから付き合ってんだろ?」
「へ、んなこと言うな!! ぼくが、おまえに付き合ってんの!」
「へぇ? じゃあ付き合ってくれよ、体もやわらけーし」
「ちが、そうじゃ、なくて!」
陥落寸前で折りたたまれている彼を見ながら、永倉は軽く耳を撫でて笑った。
やったー!!永斎🐰続編嬉しいです❤️
よくわからないけれど放し飼い(放し飼い?)にされてまた「捨てられたくない」と不安になっちゃう斎🐰……出した答えは「柔らかくなること」だった!?あんなに柔らかくされて鍋に煮込まれているのにさらに!?可愛いですねありがとうございます🙏
ウサ耳とウサ尻尾ついてる斎がお部屋で一生懸命柔軟してる背中を見たら、そんなのもう想像しただけでエッチ可愛いんですが、そこから永さんにいろいろ言われて「僕が付き合ってやってるの!」ときゃんきゃん言い返すの可愛いですね〜❤️可愛いばかりで怖くないよ❤️そんなっ!エッチなシーンまであと一歩なのに!?いえいえ寸止めも大好きなのでね!この後きっとお楽しみなのでしょう!と勝手に妄想してますが、もちろん緋雨さんが続きを書いてくださったらそれはそれではちゃめちゃ嬉しいです🙌
うふふ、柔軟がいろんな意味で役に立つ斎🐰の永斎🐰ありがとうございました!可愛いでーす❤️
ありがとうございます🐰♥🐰♥
放し飼いにされたらされたで不安になるし、かといってもう誘拐はされたくないし……うさぎ心と秋の空に振り回される永倉さんも大変ですね!あんなに毎日煮込まれているのに(暗喩)まだこれ以上柔らかくなろうなんて……🐰!
なんかもう永倉さん視点で言ったら部屋でウサ耳ウサ尻尾付けた可愛い子が柔軟体操ってただのAVですね。知ってた。それなのに強気なのでこれは付き合ってもらうしかないですよ。
今晩は兎鍋柔らか煮込みですねぇ……そういうメニューの続きが書ければ書きます!書きたいです!私も食べたいです!
永倉さんも斎藤さんもそれまでに柔らかくしておいてね🐰🐰🐰!
ありがとうございました、続きも頑張れます❤