SEEDFREEDOM・オルフェの話

というか思い出した、というだけなんですが前も他のことで書きましたが

「それは敗者の理論だ。勝者とは、常に世界がどういうものかでは無くどう在るべきかについて語らなければならない」(『BLEACH』 藍染惣右介)

という台詞があるんですね。これだいぶオルフェ・ラム・タオだなあと思いました、という話。
藍染様の話をすれば、これは「能力のある者がその怠慢によって世界の瑕疵を取り除かないのは罪だ」というシステム論なんですが、それはまあいい。まあよくないけども。というか今更だけどもこの藍染様の問題点って世界に対して「世界の担保者になることを勝者」、「世界の中で生きることを敗者」の理論とした時点で負けてるんだけどもね……。誰にというとこれを言った相手の浦原さんというより根本的に藍染様がいなくても世界に担保者がいるという時点で負けてるというか、その理論でいくと敗者の位置にいるんだけど……。
間接的に今アニメをやっている「千年血戦」ではその敗者の理論と藍染が呼んだ「世界のシステム」についても説明されたけども、それで行くとどう頑張っても藍染自身も世界がどう在るべきかについて担保することは不可能っていう、だいぶ末期的な世界だったので根本的に上の理論あんま関係ないけど。

この話はこの話でなんかすごく長くなりそうなのでそのうちまとめますね。それでも藍染惣右介の考える世界システムがどういうものだったかは未だに興味があります。バックラッシュなしの世界というか、冗長性なしの世界だったのかもしれないし、私が天に立ってもらってもいいんですけども、藍染様の場合の「天に立つ」って実際にどうするつもりだったんだろうなあ、とは思う。破面とか抜きでね。

という長い前置きの後ですけども、オルフェってまさしくこれだなあと思う。能力のある者が抑制されることも、能力を正しく使わないことも等しく「悪」であると考えた結果というか、そう教えられて生きてきた結果がオルフェのあの思考回路だとは思うんだよなぁ、と。だからファウンデーションの王城庭園でラクスに語った理想はだいたいが嘘というか、嘘ではあってもあの後ファウンデーションを滅ぼしてでも「そういう世界を作りたい」という願望はあったのかなあ……とか思った。願望というか、そういう能力が自分にはあるからやらなければならない、というか。

だからこそのキラへの「私なら出来る」というラクスに対する台詞だと思いますしね。ただその方法と結論がデスティニープランだったというのはありますが、何だかんだ生まれながらの勝者というか、生まれながらにして「世界がどう在るべきかについて語らなければならない」位置にいたのがオルフェだったのかもしれないなーと。
それが勝者の振る舞いだと信じていたのもそうだと思います。論理というより振る舞いなんだろう。
でもオルフェに勝者としての確信を与えたのがアコードとして作成され、ほぼ同時に作成された「ラクス・クライン」と対応する、かつその対応するラクス・クラインの能力に準拠している部分があるから難しいよねっていうか、アウラ女帝はけっこう辛辣なことしてるんだよなあと改めて思う。
ここまでやってるのにオルフェ単独ではいくらアコードでもどうしようもないっていう前提なんだというのが……。ファウンデーション自体はファウンデーションショックと作中でも言われるように独立や復興、経済発展に成功しているし、そもそもアウラ陛下がアコードの作成とブラックナイツの運用を成功させていて、そのうえ宇宙に独自の基地を持っており、更にはレクイエムの使用も可能にしているだけの技術力も秘密裏にある、というそこまで整っているのに、最後の切り札が「クライン総裁も我々の味方である」という対外的なものと、「ラクス・クラインとオルフェ・ラム・タオは対になる存在である」という内部的な確信がないと成立しないってけっこう綱渡りですよ……。
それが余計にオルフェ自身に対してラクスに相応しいのはだから自分だという自信と確信を加速させていったのかなあと思わないでもないなあと。

考えたのはいいんですが、めっちゃ眠いので明日また思いついたら追記します。
この話始めるとキラの話しも同じくらいしたくなるし、シンの話も出てくるのでちょっと今日は寝ます……このサイトにガンダムの話載せて何になるんだね君、とか言ってはいけない……オルフェかー……。

それはそれとして藍染様の話もしたいのでちょっと待ってくださいね。
東仙隊長は目的と手段が分かりやすかったけども、それで言ったら一番足許すくわれそうな相手が市丸だったのはほんっとによく分かる。改めて考えるとその「勝者の理論」の陥穽を突く可能性が一番高かったのは確かに市丸だった。
っていう話考えたんだけども、市丸ギンのこと考えると悲惨すぎて頭痛くなってくるので明日で……。お前ほんと、乱菊さんに謝れよ、いや謝ったけどもそうじゃなくて、そうじゃなくて死ぬなよ……。

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