首を絞めて息を止めて

更新三つ目。
永倉新八・川中島の項目に永斎の「首を絞めて息を止めて」を再録しました。
前世からカルデアにかけての二人というか、倫理観とか人間的な感覚がいろいろと破綻している永倉さんです。いや、破綻はしていないのですが、結果的にもっと純粋でもっと人間的な斎藤にどうやって関わっていけばいいのか分からなくなる永倉の話。
ページに書いている通り

この本の表題作でした。これも短編再録集で書下ろし含めて文庫サイズ224ページです。まあまあ厚みはあると思います。300頁いかなかったなあくらいでまとめました。「亡羊の嘆」とは被りがないのでこれはこれで全然違う。
頒布ページはこちら。
https://www.melonbooks.co.jp/fromagee/detail/detail.php?product_id=2440400
こちらも残部僅少になっていました。ありがとうございます。お手にとっていただければ幸いです。
そうして今回表題作になっている「首を絞めて息を止めて」を再録したのですが、これを書いた時点ではサイトに今回掲載したままの形でした。全年齢部分だけで、解決しているようでしていない内容だったのですが、本の方には続きとしてこの後に成人指定の話ともう少しだけ感情面で踏み込んだ話が入っています。

踏み込んだ話、というのと、上述の通り「亡羊の嘆」とは被りがない、という短編再録集なのですが、Xだったかどこかで書いたのですが、「亡羊の嘆」をまとめたり、書き下ろしを書いている時にはどちらかというと感情的にも関係的にも永倉さんが優しいし、はじめちゃんは素直だし、みたいなものを書いていたものが多かったです。いつも通りというか、こういうなんていうか幸せになってね、今まで散々苦労したんだから……みたいな感情になっていたので……もともと斎藤・沖田・土方・山南を見ていても、芹沢さん込みで悲惨すぎるというか、FGOの中で描写される組の関係性の悲惨さに惹かれつつも、それだからこそ平和に過ごしてほしい的な部分が大きかったのですが、永倉さんもそこに加わってやっぱり平和に生きてほしいなあ! みたいに思っていたのですが、それもあって「首を絞めて息を止めて」を書いたのは結構挑戦っぽい部分はありました。
「理解とは概ね願望に基づくものだ」という台詞がどっかにありましたが、川中島でも邪馬台国でも「斎藤一を理解できない」のが永倉新八であり沖田総司であり土方歳三であり山南敬助なんだろうなあというぼんやりしたものがあって、それを永倉と斎藤の二人に絞って形にした感じの本ですかね。

斎藤さんの人間性というか、そういう不安定な優しさみたいなものを「理解できない」が「理解したいとは思う」けれど「結局駄目だった」という永倉さんという感じの話を書きたいなあと思って書いた話ばっかりだったので、バイオレンスな話が多いです。バーサーカーはすぐ拳に訴えるから良くないね。

だいたいそんなかんじです。本の方もよろしくお願いします。明日とか「雨の日」もなんとかしたいです🐰ウサギの季節だね🐰

閑話・亡羊

サイト更新しました。やっとHTML書いてる。
今日は再録です。2話再録しました。
1話目、以前からタイプムーンのページに置いていた「閑話・亡羊」の完成形を入れました。「閑話・亡羊」のページと「永倉新八・川中島」のページの永斎の「亡羊」の所にそれぞれ入れました。
これを書くにあたって、以前からページに書かせていただいていますが、Xやpixivでお世話になっておりますくろわしさんと設定を共有している部分がありました。また、大枠の永倉さんと斎藤君の関係についてだとくろわしさんとのりみかんさんと一緒に考えた部分が大きかったです。ありがとうございました。
ページや本にもアドレスを置いていますがこの「閑話・亡羊」及び「亡羊の嘆」の中に出てくる他のカルデアの永倉新八さんと斎藤一さんはくろわしさんちのお二人です。
くろわしさんのpixiv https://www.pixiv.net/users/3245856
こちらの「灰色狼は藍色羊の夢を見る」 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21218455
を読んでくださいね。こちらにも放蕩の限りを尽くしているうちの永倉さんを書いていただいていますが、向こうの永倉さんがカッコいいから気にしないでね(ひどい)。

2話目。こちらも「亡羊」です。実を言うと「閑話・亡羊」の頃から考えていた「亡羊の嘆」の故事から見た永斎の二人、というものを一つの話にまとめたものです。ページにある通り、現在頒布している本の表題作となります。
この本

タイトルがそのまま「亡羊の嘆」なのですが、今回更新した「亡羊」を含めた短編再録集です。書下ろし含めて文庫サイズ332ページなのでまあまあ分厚い。
メロブさんのフロマージュさんで展開していただいています。ここ↓https://www.melonbooks.co.jp/fromagee/detail/detail.php?product_id=2440402

残りわずかになっていたので宜しければお手に取って頂ければと思います。自家通販の暇がなくて書店さんですみません……。出来る範囲の最低価格くらいに設定しているのでご寛恕ください。

FGOの永斎の最初の部分、始まっちゃったというか、同情心みたいなところから結局なんだかんだと同情心というのが違う感情になっていくような永倉さんの、というか最初から違う感情だった永倉さんの独白です。どちらもそんな感じですね。
そういう二人でいてほしいなと思っています。
椿屋「共犯」
中田裕二「マレダロ」
堀江由衣「青薄」
とかをよく聴いていたと思います。

猛者と無敵となんか

思い出すことがあったので、ちょこちょこ書いていた「猛者と無敵」についての話を再録しておきます。サイトに再録しなよと思いますね。最近薬が合っているのか段々脳の負荷が楽になってきたような気がするのと頭痛やら文字認識がマシになってきた気がするので読書とかでインプット作業をしていました。それでついでだからサイトも改装したいなあと思っていたけどもなんか段々いろいろ本を読んでいて思い出した話です。

この話は斎藤、永倉、沖田の晩年の三つ巴的なそれぞれの晩年ですが、荘子の「木鶏」という故事と中島敦の「名人伝」という話から引いて書いた話でした。
「名人伝」の方はこちらで読めます。短いけれども傑作なのでぜひ。(著作権消失済みにつき収録されていました。読んでいただければと思います。気になった方は文庫でいいから買ってもらえると嬉しいです)
青空文庫https://www.aozora.gr.jp/
中島敦「名人伝」https://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/621_14498.html

荘子の達生篇に収められた「木鶏」は有名な故事ですが、名人伝は木鶏を基にして書かれた話のように思われるくらいには同じ話だなあと思います。「木鶏」で紀悄子であったところから「名人伝」では紀昌なのではないかなあと。読みが同じ「キショウ」なのと、内容がだいたい同じことが書かれているように思われるので、というだけですから確証はないです。凄い人の考えることは分からないけどね。

FGOでも人気の柳生但馬守殿、りゅうたんの師匠は沢庵禅師でしたが、沢庵の本を読んでいてこの話を思い出したというなんかそれであれでした。疲れていたんだね。私は武道を剣術程度しかやらないのでなんとも言えませんが、沢庵曰く「山田の案山子で十分」、柳生但馬守曰く「それは傀儡のことであろう」。木鶏だの木偶の坊だのが最高としたら、猛者も無敵もどこに行けばいいんでしょうね。

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斎永♀(白たぬき捕獲計画書のやつ)

斎永♀現パロ、白たぬき捕獲計画書のふたりとたぬ吉。
これは斎藤さんが悪いね。だけど確かに梅雨前に出しておきたいよね、気持ちだけなら分かるけども、それは相談しなきゃならないし、君の場合全面的にやり方と動機が利己的で汚いんだよ(意味不明な供述)

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徒花に実は生らぬ(FGO石田三成)

石田三成くんとノッブの会話です。
「それは敗者の理論だ!」ってこれ染様の有名な台詞なんですけども、これ本当にすごくすごく好きというか、三成くんとクコチーを見ていると思い出すのでここに引用しておきます。

「それは敗者の理論だ。勝者とは、常に世界がどういうものかでは無くどう在るべきかについて語らなければならない」(『BLEACH』 藍染惣右介)

これだいたいの戦国武将だなあと改めて川中島24時で思った次第です。ノッブも景虎ちゃんも、晴ノッブも、真様も、義元パパもみんなそうじゃんかよ……。そんな話。染様がこれを浦原さんに叫んでいたのは確か48巻だったと思うけども記憶が定かではないです。ただ台詞は間違っていないと思います。論理だったか理論だったかぶっちゃけ覚えてないけども。今確認する元気はないです。本棚探しに行くには暑いんだよ……。

神になるならないっていうのはあるよねっていうのと、徳川君と石田君は上手く行っていたら仲良く出来たんじゃないかなっていつも思うよっていうアレです。

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コメントお返事

「マテバ書いてから気づいた」のコメント欄に返信いたしました。ありがとうございました。

もうね、おかしくなってきた。段々おかしくなってきた自分が分かる。永倉さんさぁ……そうなんだよ、カル刑事時空と言われたらそうかもしれないけども、あんなのだって、一週間遅れの情報弱者で申し訳ないけども、だって銃を片手に笑顔で手を振って来るなんてそんなの、爽やかヤクザにほかならないじゃん……あれはもう笑顔で銃口突き付けるというよりは笑顔で銃口を相手の口に捻じ込んで、笑顔のまま「じゃあな!」って言えるタイプの男だよ、好き、好き、好きィィィ!(あふれ出るきよひー感)

グッズもちびノブたちを全回収しなきゃいけないし、誠タンブラーもだし、龍虎のグッズカッコいいな、もうなんなの!?邪馬台国の御守りすげぇ効きそうだし、あとサッカー⚽、これもう、どうやったら全種類揃う!?まってまってまって、欲しいものありすぎて事後通販はよ……

今日さっき伊東先生や松陰先生のアクスタ届いたんですが、怖くてまだ開けていません。え、イトセン早くカルデア来てくれませんか?

え、こわ(しょうじきなかんそう)

伊東先生の楽しいフロイト講座(斎藤君と沖田さんを添えて)

タイトルのままですが、伊東先生と沖田さんと斎藤さんがなんかカルデアでやってます。伊東先生が召喚されたカルデアみたいですね。服部君と氏真様もたぶんいる。
だいぶ伊東先生の思考回路がやべぇ奴ですが、そもそもゲーム本編でもこのくらいにはやべぇ奴だったのでいいかなと思った。
あと斎藤君が後方彼氏面してますけども、別に何でもないんだよなあと思ったし、この話で一番ダメージ喰らってるの斎藤君なんだよなあと思ったら想像以上に可哀想で、はじめちゃんが可哀想で可哀想で(いつも)。
この話はフロイトの本から引いた話なんですが、どちらかというといとせんの精神性はユングの方が近い気がして、「呼ばれようと、呼ばれまいと神は存在するっていうなんかもう世界の終わりみたいな自伝での話があるんですが、そのうちこれで伊東・山南・土方で不毛なロシアンルーレットでもさせたいですね。

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Wavebox置いてみました

とりあえずブログタイトルの下にリンク貼ってみました。分かりにくくてすみません💦
日記からも飛べるようにしたという感じです。

もうちょっと綺麗にボタンとか置きたかったんですけども、ちょっとCSS弄っている暇がなかったので明日からやります。すみません、なんでこういうね……

それはそうと永倉さんさぁ!!!(唐突に無関係な話を始めるひと)
あのさぁ!? なんでそういうことするの!? 好き!!
治安が悪くてかっこよくセクシーなの好き!!
むり……すきすぎて適切な言葉が見つからなくてごめんなさい、すき……

マテバ(斎永みたいな斎と永)

斎永でこれの長い話書きたいなあと思ったんですが、ロクなエンディングにならないことはほとんど確定しているのでやめておこうと思って放っておいたプロットを書いてみましたが、たぶんというか間違いなく碌な話にならない気がしたから最初だけ。
現パロだと思います。

マテバ モデロ6 ウニカは碌な拳銃じゃないですが、このサイトではよく出てきますね。前に杏ちゃんも使っていた気がするよ。あれでオートマなんだからすごいよね(褒めてる)。
イタリアの会社のオートリボルバーです。今は売ってないというか会社がもうないから今使っている人がいるか知らないです。アメリカあたりにはいるんじゃないですかね。
どうでもいいですが、攻殻機動隊のトグサ君が「マテバでよければ」とか言ってるのは確かモデロ6がモデルだったと思うので、毎回思うけども公費ならもっといい銃買えよって映画観るたび思います、そりゃあバトーさんも期待しないよ。

そういう訳で追記から斎永の不毛な話。

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コーヒー(伊沖)

この頃何も書いていないので何も書けなくなっていましたが、何とはなしにFGOの伊東先生と沖田さん。現パロばっかり書いているねと思いました。難しい話を考えるのが難しいのでなんかそういう話しか書いていませんが、現パロの二人って実を言うと初めて書いた気がしますし、こうも単純に普通の二人も初めて書いた気がします(なにそれひどい)。伊東先生と沖田さんも可愛いと思うんだー、と思ったけども現パロじゃないと伊東先生がいつも何がしか悩んでいるか沖田さんに斬り殺されるので(※どちらもゲーム本編より)、だいたいうまくいかないから良いと思います。

9周年とは言わないから、夏の水着で伊東先生と鴨さんと三成くんと武市先生と武雄さんと田中君と一気に全員☆5で構わないから実装してもらっていいですかね? ちゃんと全員宝具5にしますから。アロハシャツの鴨さんの未来を夢見て毎年裏切られている身にもなってくれないか?(無茶ぶり)

そういう訳で追記から現パロの伊東先生と沖田さん。

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