永斎🐰霊基異常半獣化バグ、ウサギ斎藤シリーズの頭が悪い話です。
最近話を書くスピードというか、そういうのがすごく遅くなってきたので短い話を書いて練習しています。申し訳ありません。
今回はウサギ斎の調子が変化したようです。体調が悪いのかな🐰?
なんか若い頃の斎藤さんって見た目からしてクソガキだし生意気そうだよねっていう話です。ゲスト出演ナイチンゲールさん。
日記
この頃本当に話を書くのが遅いのは秋だからだと思いたいです。ぜんっぜん進まないし思いついても形にならない。いや、秋とか関係なくそもそも頭が悪いのだと思う(直球ストレート)。
それにしても暇そうだねっていうのは今日は月の初めでデカイ法要が入っているから東堂から表に出ないことにしたんですね。裏方というか、こないだも言われたけど口も出さないって文句言われたけども表に出るのさえ面倒になってきているクズ。
終わったら映画観に行きたいなーFREEDOMー!(働け)
日記ここまで
ということで、ウサギ斎に何があったのだ!? という話です。あたまわるそう。
ウサギシリーズはいつも頭が悪いですね🐰🐰🐰
アンゴラ種
「突然変異です」
「は……?」
ナイチンゲール女史にきっぱりと言われたそれに、返答に窮していたが、斎藤は反応してくれないで相変わらず診察室の丸椅子に座ってツンとあらぬところを見ている。
その生意気そうな……実際に生意気だった頃の長髪で着流し……所謂三臨の姿になっている彼は面倒そうに話を聞いているのかいないのか分からない態度でどこかを見ていた。
*
「ん……?」
朝。昨晩から一緒に寝ている半分ウサギになっている斎藤の触り心地というか、抱き心地に少し違和感があって目が覚めた。ふわふわしている? そう思いながら寝起きでまだうまく働かない頭のままで軽く耳や髪を撫でて気づいた。
「長い……?」
もともと俺自身の寝起きはいい方だが、まだ寝ているらしい斎藤のその姿に思わず声が出た。
「起きろ!? おまえ、ちょっと待て、いつ再臨した!?」
「なに……起こさないで、疲れてて……ていうか再臨、なに、急に? してないけど? ていうかうっさい。なに?」
揺り起こせばごしごしと目許を擦って眠たそうに欠伸をした斎藤は、明らかに髪が伸びて……というか、若い頃のその姿になっていて、昨日一緒に寝た時はどう頑張っても、半分ウサギな時点でおかしいとしても、どうしたって髪は短かったし、ていうか、なんだこれ!? と混乱したこっちはとにかくすぐに診察と思ったのだが。
「おまえ、流石に看過できないからそれは! というかウサギになってるんだから体調とか、気持ち悪くないか、大丈夫か」
「うっさい。なに、髪伸びた? ていうか三臨ってか組の頃になっただけでしょ? 騒ぎすぎ」
あくまでもそう言って面倒そうにしている、というか隊にいたころらしく生意気な態度になっているような斎藤を引き摺る様に、というか抱きかかえて診察室に行った結果、その朝の半獣化バグの担当はナイチンゲール女史だった。
*
「アンゴラウサギは突然変異種です」
「は、あ?」
「失礼、ミスター・ナガクラ。私はあくまで看護師ですし、医師ではない。そうして動物……獣医師でもないですし、動物の専門家でもありませんから、基礎的な事項になります。しかし、アンゴラ種はウサギにおいて突然変異種です。しかし、いくつかの長毛種である愛玩種の元になった種でもあります」
「は、い?……はあ?」
冷静かつ的確にそう言われて、つまり斎藤はアンゴラ? アンゴラウサギという長い毛のウサギに突然変異した、ということか? と彼女の少ない言葉をまとめていく。この人、言うことが的確なのは分かるんだが、結構自己完結というか、そういうのが多すぎて困る……。
「現在、カルデアで起こっている霊基の半獣化バグの中で一時的な先祖返りや突然変異の兆候が見られる症例が出ています。猫やキツネ、犬、ハムスター等、その種類は多様ですが、ウサギであるミスター・サイトウもおそらくその突然変異によってアンゴラ種になったと思われます」
「んな適当な……」
「はい。私も大変適当だとダ・ヴィンチに進言しましたが、こちらの変異については12時間から48時間以内に解消する事例が多いため、そのように処理されました。なお、根本の半獣化バグ自体は解決していません。嘆かわしいことです」
そう言われたことを考えると、こうやって長髪……長毛というか長髪になってしまった斎藤は、先祖返りというか若返っているのも含めて霊基バグの更に変異の異常で、それは最長でも二日ほどで解消する、ということ、か?
「じゃあ放っておいて大丈夫、みたいな感じですかね?」
「そうなります。ああ、しかしアンゴラウサギはその長毛ゆえに一日最低二回程度のブラッシングを要します。清潔を保つためです。衛生管理は何よりも先んじて必要なことです。保護者であるあなたがしっかり管理するように。また、性格に変調がある可能性がありますが、長毛、霊基再臨状態の不安定化を含めて長くとも二日ほどで解消します」
そう言われてまだツンとどこかを見ている生意気そうな……いや、生意気の盛りだったころの若いというよりもクソガキ時代の斎藤の姿を見てしまい、ふと思う。アンゴラウサギってもしかしてすげぇ生意気とか、警戒心が強いとか、場合によっては人間嫌いとかあるんだろうか。ブラッシングって櫛入れることだよな? 大丈夫、なのかこれ……?
*
「新八、構って」
「……待て」
「やだ」
「今櫛で毛玉とってやるからちょっと離れろ」
「ブラシにして。いつも使ってるやつ。ていうかもっと構え。僕だぞ、僕がここにいるのに何やってんの。かまえ」
……結果から言うと何も問題なかった。部屋に戻った途端、べったり、というか生意気盛りの姿になった斎藤からぴったりべったりくっつかれて、動けない。髪をくくってやろうとしたら構え構えと言われるし、じゃあ言われた通りにブラッシングしようとしたらぴったりくっついて離れないし、種類の特性なのか少し垂れた耳を擦りつけてくるから、どうしろってんだよこれ……。
「おまえ何なの?」
「何って? 可愛いだろ? かまえ」
「……何なの?」
「?」
そう言って不思議そうに畳やら寝台やらで自由にごろごろしている斎藤の姿は、ある意味で組の頃? 組の頃も確かにそういう関係ではあったがこんなに甘えてくることあったか? と思いながらふと端末を操作してみれば
『アンゴラウサギはとても人懐こい性格です』
という一文が見えた。
「ひとなつこい……?」
じゃあさっきまでの診察室での態度は? と思っていたらぴんと服の端を掴まれた。
「何やってんの? ていうかさっきも別に僕大丈夫なのに、僕構う時間減らすみたいにあんなとこ連れてくし……ほんとはこういうふうになったからあそこに捨てる気だった?」
困ったように、どこか寂しがるようにそう訊かれて、ああ、そうかと思った。
「診察室行きたくなかったてか、もっと一緒にいたかっただけか」
「ん」
こくんと頷かれて、なんというか……これはマズい。若い頃っていう訳ではないのは分かっているが、分かっているんだが、あんまり三臨で遊ぶことないのは、その、互いに罪悪感まで行かないが、そういうのあんまり良くないってか、それでもなんだ、まあ。
「俺が着物だったり隊服時代だったりはよくあるしな」
「べつに……」
そう言って少しツンとどこかを向いた斎藤に、だからコイツが気にしてるんだと思っていたのはそこまで思い違いではないのだろう。こっちだって考えることはあるが、それにしたって、だ。
「別に、なんかちょっとこのカッコだと新八に悪いかなって思うことはあるけど、でも今は変異だから戻れないし……仕方ないじゃん」
そう言ってきた斎藤は、組の頃の関係が歪だったことを今になって互いに分かり合えたとしても気にしている部分はあるのだろう、と思っていたから。俺だって気にしてはいる。だが、改めてこうしてみると、どうだったんだろうなと思いながらそのウサギというか斎藤を抱き上げた。
「なに、やっと構う気になった?」
「構ってやるから拗ねるな」
「拗ねてないし……ただ……」
「どうした?」
「昔も、ちゃんとこうやって甘えておけば良かったって思っただけ」
「……おう」
「そういうんじゃなくて、そういう打算とかじゃなくて、こうやって簡単に甘えておけば良かった」
「そういうこと言うな。ていうかこれ治っても三臨だの隊服だので甘えたい時はなんでもいいからな」
「ん」
そう言って耳を少し立ててこちらに口付けてきた斎藤が愛らしいと思いながらふと考えた。
「やべ」
「?」
「加減できっかな……」
「!?」
遅ればせながら拝読しました!
アンゴラウサギになってしまった斎🐰。毛が長くなり第三再臨から戻れなくなりより甘えたになり……!構え構えしてくる斎🐰が可愛かったですー❤️
そして可愛いだけでは終わらない!?そんな!?第三再臨でそういうことしないのは過去のことを思い出して罪悪感に苛まれるから……だって!?ひー!健気か……?でも今は霊基バグで戻れないし、あのときも素直に甘えておけばよかった……とか〜😭健気すぎて泣いてしまう😭やはり緋雨さん家の永斎はあの過去があってこそなので……もうそんなん大好きですね!!
ありがとうございます、過去が垣間見える緋雨さん家の永斎が大好きです!!あの過去があり現在の甘々永斎があるので!!
ありがとうございますー♥
なんか若い頃の斎ってガキンチョ感がすごい×髪が長い……アンゴラ?という安易な発想でした🐰構え構えしまくるし、甘えまくるしぺったりくっついて、なんならブラッシングまで要求してきますが、その実なんかこうやって甘えることに微妙に理由を付けようとする感じがうちの二人かなあと思っていたのでそう言っていただけて嬉しいです!
可愛い可愛いし続ける一方でこんなふうに健気なウサギがいたら、というかウサギじゃなくてもこれはもういっぱい甘やかして可愛がるしかないですね!🐰🐰🐰(通常運転)