後書
仔修パラレルは過去編の時間軸を改編した保護設定、ということで書いてきました。
主軸は、その保護設定と、その同じくらいに就任していた剣八とやちるとの関係性、でした。パラレル、と書いているように、原作における過去編の修兵と拳西が出会う時間軸の部分は、ほとんど逼迫しており、これはその後が原作通りに進行するとしてもパラレルでしかあり得ない作品群でした。
そういったことを含め、昨年書いた「欠落」は、拳西の隊長復帰を機に書いたもので、私の中ではこのパラレル自体の終着点として扱うべきものだろうと思っています。
書きたいもの、書きたいこと、様々ある中でしたが、原作の推移により、よりパラレルとしての要素が強くなり、これ以上様々書くべきではない、と思うことも多々あったため、「欠落」で、完結したような気持ちでおりました。
そこから1年以上経ってしまいましたが、原作での様々な動きもふまえ、始まりであったやちる視点で、このパラレルに、一応の幕切れを作っておこうと思い、今回「松樹千年翠」を書きました。
サイトに当初からあるコンテンツであり、感想をいただける機会も多く、たくさんの方に嬉しいお言葉をいただいてきた仔修兵保護パラレルではありますが、このあたりで一つ、幕としようと思います。
そんなにも作品数が多い訳ではなく、また、拍手やアンケートのコメントで「こんな関係も見たい!」と楽しいシチュエーションを教えてくださった方もいてくださり、その全てを書ききれていない中でこのようになりますことをお許しいただきたく思います。
今回の更新を機に、今までの分をまとめたページを新たに作成させていただきました。幼馴染のやちると修兵、という関係性で書いてみたい、と思うことはまだありますし、実際に皆さまからいただいたシチュエーションで書けなかったものも書いてみたい!と今でも思っております。ですので、そういった話を書く機会がありましたら、こちらのページを更新したいと思います。
しかしながら、パラレル全体としてのシリーズは今回の「松樹千年翠」にて、幕とさせていただきます。
原作も佳境。このパラレルの主要キャラクターのことも、大いに、或いは少しずつ、明確になってまいりました。そのタイミングで、このパラレルをこうして幕とすることは、私個人の考えではありますが、いいタイミングのように思います。これからもBLEACHが盛り上がっていくことを祈念しながら、仔修パラレルの後書とさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました!
2013/06/09 記