後書という名の反省文


やってしまった坊主の坊主パラレル。すみません、書いている本人は非常に楽しかったです。
あまりにも人を選ぶっていうか、マニアックすぎて…ね!という気分。
専門用語とかはほぼ自前なのでどうしても禅宗よりになりますね。密教分からないです(言い訳その1)

後からいろいろ語るのは恰好が悪いのですが、特殊なので以下に白状します。

やりたかったことを白状すれば、柔蝮初恋前提で矛兄存命、コンプレックス次男柔造さんとコンプレックス蝮さんが幼馴染だったのが違う道に進んで、それから矛兄が介在する(していた)状態で再会したらどうなるかなーというのが全体的なものです。
詰るところは舞台が寺でなく会社とかでも良かったのですが、柔造さんも蝮さんも原作では僧侶ということで原作沿いに…嘘です。趣味です。あと、蝮さんの側になるべく制約を付けたかったというのがあります。ある意味ロミジュリというか身分差?ですね。そういうふうにしたかったのは両者のコンプレックスが増長するようにというひどい理由。
(矛造に対する)コンプレックス次男と初恋、というのがテーマみたいなもので、それなので結論が「恋といふもの」に近いのです。

「読経争ひ」について日記の方に書いていたことを補足すれば「予防線」というのは矛蝮にはどうしたって成れない、というところです。
普段の柔蝮にも言えることなのですが、蝮さんからの感情は明陀、特に志摩家や子猫丸に対して現在過去未来関わらず基本的に「家族」というカテゴリの感情だと思うのです。親愛。
そこを突き崩して恋愛として振り向かせるのは多分柔造さんだけなんだろうなあ、という個人的な柔蝮に対する感覚があります。その私見と個人的感覚をパラレルで書いてみたかった、ということでした。
パラレルやりたい波が来る時があるのです(言い訳その2)

お楽しみいただけましたら幸いです。


2013/12/19