「あー!」
「なんだ、朝から。余韻とかないのか貴様」

 ベッドでずっと抱き締めてくれているディオに言われたけど、う、運命の番ってまだ恥ずかしいけど、やっぱり、その運命の番も出来たし、発情期も薬なしでなんとかなりそうだし、記憶とか諸々……

「承太郎とポルナレフに謝らなきゃ」

 そう言ったら急にディオの抱き締める力が強くなった。な、なんだよ。

「ジョータロー?」
「……?」
「空条家か?」

 あれ?

「知り合い?」

 ぽかんとして聞いたら抱き締めるどころか羽交い締めにされてスマホを奪われた。なにするんだ!?

「ジョジョ……ジョナサンの従弟ではないか! 今後一切関わるな! 大学も辞めさせてやる!」
「何か知らないが束縛系なんて今時流行らないぞ!」