「……」
まずい。
非常にマズイ。いや、薬は飲んだ。だから大丈夫だ。
「焦るな花京院典明」
自分に言い聞かせるためにそう口にして、精神的に自身を落ち着かせようと思ったが、そう上手くはいかない。そうだ、だがこれは精神的な問題だ、と改めて考えて、だだっ広い部屋にも慣れてきたし、薬は規定量守って飲んだと考え直す。
「……とりあえず、テレンスに言えばいいのかな? 彼はいる、よな? それから承太郎とポルナレフに、メールして」
そうとにかく自分でもちょっと困惑気味になりすぎている、と思考を整理しながらそのまま内線を取った。
「あ、テレンスいました、良かった、死ぬかと思った!」
『私も今朝ディオ様に殺されるかと思ったので、だいたい用件は分かるんですけども……』
大きなため息の後に内線に出てくれたテレンスにそう言われる。
『あなた、今回は薬の規定量守ってますよね?』
「それは流石に大丈夫です……」
『夜には帰って来る筈ですから、ほんとにただの急用ですし、ていうかそれも飛ばそうとしてましたしあの方……大丈夫だとは思いますが、何かあったら連絡してください。私は邸にいますから』
そう言った後に、今日は何も手伝わなくていいとか、大学の手続きはやっておくとか、食事は何時に部屋の前に置いておくとか、そういう細かいことを言われて、それから最後に念を押すように言われた。
『もう一度言いますけども、ディオ様が見ていないからと言っても薬の乱用だけはしないように!』
「ハイ……」
そこで終わった通話の後に、どくんと脈拍が早くなるのを感じながら、承太郎とポルナレフとの共通のアプリのグループメッセージに一言投げ込んでおいてベッドに倒れ込むように座ってしまう。
『なんか急に発情期来たから今日から休みます』
*
「なんつーか、こういうことあっても安心してられるよなー、番がいるってのもあるし、精神的にな。薬大量に飲んじまうのも約束してたから他のアルファが怖くてっていじましいじゃねぇかって……オイ?」
「……」
「オーイ? 承太郎? 承太郎クーン? なんつー難しい顔してんだお前」
「あ?」
「いや、だから花京院」
そうポルナレフに言われて、花京院からの短いメッセージと、ポルナレフから今まで話し掛けれられていたことも含めて整理していって俺は思わず面倒なことになった、と自分自身感じていることが顔に出ていたのを覚る。
「いや……少々ヤバくなってるかもしれん」
「は?」
前回、花京院がブランドー製薬の抑制剤を過剰摂取し、それでも抑えきれなかった発情期でぶっ倒れてディオに保護されたのが一ヶ月前。
その時に倒れた理由というのは薬に耐性が付いてしまっていて、と考えるのが妥当なんだろうが、保護というか捕獲されたのが既にディオの私邸の敷地内だということで、あっちに当てられたのもあるんだろう。ディオの側もそりゃそうだろうがよ。
そんで番がどうのこうのはいい。そこまではいいんだが、二人ともいろいろとあったようだし、花京院のやつも幸せそうだし。
「あんまり考えたくなかったんだが、周期もズレてやがるし、タイミングが悪すぎたな……」
「なにが?」
「いや、今日、急にジョナサン……俺の従兄でディオとも仲が良い、と言っていいのか知らんが、その辺りも含めて急にイギリス系の財閥の会合が入ったそうでな。どうにも飛ばせないやつらしい」
「分かるように話せや」
ポルナレフにそう言われて、自分でも何だかんだと整理がついていない気がする、とか思いながらも言ってみる。
「単純に言うとだ、ディオの野郎、今日は花京院と一緒じゃない」
「げ……」
「そんでだ。花京院はディオと番になってるし、今の状態では流石に花京院でも抑制剤の過剰摂取なんぞやらかすとは思えん。だが、前回の時は医師免許を持ってるディオのやつが生理食塩水とブランドー製薬の同じ成分の抑制剤だが濃度を管理したもんを点滴で投与して管理していた」
「……やばくね?」
「……ヤバいと思う……」
正直にそう言ってしまってから、ディオに連絡するか? と思ったが、この状態を理解していない筈がないし、火に油を注ぐようなものだ、とすぐに思い直す。じゃあジョナサンか? と思ったが、そもそも。
「でもよ、このメッセージの内容的に花京院自体が気付いてないか、気付いててもなんつーか、こう、なんか、そこも含めて隠すってか、自分でなんとかしようとしてね?」
「なんでこうここまで来てもここまで手間がかかるんだあいつら!?」
「ワンブレスで叫ぶな!」
*
「あつ、い」
朝、ディオが急に会合が入ったって言ってて、とぼんやり思い出す。
*
『財閥って大変だな』
『財閥というよりもただの横の結びつきの牽制だがな……ジョジョも来るのか……あの顔、朝からなぞ見たくもない……』
『? 承太郎の従兄の人だよな? いつも言ってるジョナサンさん?』
『あの男の名をお前が口にするな、虫唾が走る』
『そう言うわりに、ジョジョと愛称で呼ぶんだから仲良しのくせに』
そう言ってみたら本当に嫌そうな顔をされたが、それでもぐりぐりと頭を撫でつけられて、その一方でふと思う。
『でも財閥のご当主でディオの友達なら、こう、なんていうか羨まし、い、かも』
思わずそう呟いたら、そのまま後ろから抱きかかえられている姿勢のままで口付けられて、それから首許や肩口にどんどん吸い付かれる。
『まって、痕つくし、くすぐったい!』
『何を馬鹿な嫉妬をしている? というよりも丁度いいな。あの馬鹿面に会えるならば、空条承太郎にも話してあるのだし、今度こそしっかりお前のことを披露する場を設ける旨を伝えておこう』
『ちがっ、わ、ないけど、まだ、まって。あの……』
ジョナサンさんに嫉妬したのも本当だし、そうやってきちんと番だと言ってくれるのも嬉しいけれど、まだ大学生だし、学生のうちは正式にはまだ公表はって話だったから、と思っていた時だった。
『……ン?』
『あ、れ?』
どくんと脈が速くなる。この感じ、は、発情期? あれ? まだ一週間くらい早い、ような?
『お前、発情期だな……? 匂いで分かる』
『そう、みたい、ですけど、なんで? まだ……?』
すぐそこにいる番のディオにしか分からなくなったというフェロモンと、それから番であるディオから感じる魅力的な気配。そうしていつも通りにぐらぐらするようなめまいや頭痛が始まりかけたところで、口を開かされてそのまま薬を飲まされた。
『んっ』
『……タイミングが悪すぎる』
『ごめん』
『違う、お前が謝ることではない。今回の会合の方だ! なぜ今朝になって入れる? 飛ばすか』
『駄目だってば、仕事、の方が優先で、だから』
その辺りで、ぼくの朝の記憶は途切れている。
*
「あつい」
もう一度言ってみて、スマートフォンの画面をみたらもう17時だった。ずっと寝ていたらしい、と思えば発情期にしたってずいぶん軽い方だ、と自分に言い聞かせる。
突然起こったことではあるが、きちんと容量を守って飲めばこんなに効くんだなあ、なんて他人事みたいにぼんやり考えた。
「ディオの会社の薬、やっぱり体に合ってたのかな」
なのに乱用したら怒られるよな、なんて現実逃避気味に考えたけれど、それも違うみたいだ、と気が付いたのは、自分の体がひどく熱いのと、そうしてそれからベッドにいたはずなのに視界が薄暗いことだった。
「あ……ディオの匂いする」
思考が溶けかけている、と分かっているけれど、なんだかもう限界だ。
そうか、これ、巣だ。そう思ったらだんだん安心感から笑顔になってしまうのに、体は熱いし、ぐらぐらするし、もうなんか、なんていうか。
「分かんないけど、まあいっか」
でもまだ足りないし、まだ、うーん、でも、いちにちずっとこれしてたのかな?
「おこられる、かな? おいだされる? でも、さみしい、し」
いそいそと周りからいろいろ引っ張ってみる。ディオの匂いして安心はするけど、足りないし、もっと撫でてほしいし、もっともっと。
「んあっ、やら、たりないって、いってるのに」
「ほう?」
「もっとぉ……」
「なにを?」
「なでて」
「ほうら」
「んっ……」
あ、なんかあったかい。寄っていってみたら、服とか布よりも気持ちいいし、ディオに撫でられてるみたいで……?
*
「んぁっ、やっ、ふぁっ!」
「撫でろというから撫でてやっているんだろう? 足りないか?」
「もっと、もっと」
理性が溶けて本能だけ、というよりかは、私がいるなどと微塵も気付いていない状態で擦り寄ってきて懐いてくる花京院は面白いというよりただただ可愛らしいだけだな、と思いつつも、番が出来てから一度目の発情期、それも薬物に対して様々なことがあってからのそれなのだから慎重に、と思っていたのが、これはもうなんというか……。
「ほら」
「んー」
差し出した手にすり、と擦り寄ってきた体は、冬だというのに何も身に着けていないが体温はかなり高い。ベッドで私の寝具や服で巣作りしていたようだが、もうそこもどろどろだと思えば口角が上がった。意識してやっていた訳でもなさそうだが、ずいぶん気持ち良さそうだな。
「私がいなくてもひとりで楽しめるようじゃあないか?」
「っあっ、やっ、なにっ?」
「こんなにして、主人がいなくとも淫らな奴だな」
そう思ってはいたが、こちらに気が付かないうえに、周りに集めた巣の材料と同等に思われるのも癪だな、と思って手を軽く離して、気に入っているのか擦り寄りながらも放していなかったシーツを取り上げてみれば、びくんと怯えたように花京院の体が大きく震えた。
「ひうっ!? まって、なに、やめて! とらないで!」
「取る? もともと私のものだ」
「……あ」
半狂乱になりかけていたそいつにそう言って視線を合わせれば、ぼんやりしていたそれがやっとこちらに焦点を合わせてくる。半分以上寝ていたようなものだろうが、寝坊したあとに時計を見たように物凄く驚いた顔をして、それからすごい勢いで巣の奥に逃げようとしたから、引きずり出してやった。
「ディオ……!? 何でいるんだ!? やめろ! 違う、これは、ち、違います、ちょっといろいろあったんです!」
「ああ、イロイロな」
「その言い方やめろ! ほんっとうに、違う! 巣を作る習性なんて君と番になるまでなかった! 知識として知ってはいましたが、本当に初めてですし、そもそも、薬剤で止まらないのは薬に問題があるんじゃあないのか!?」
「我が社に責任転嫁するな」
何だかんだと唐突に言い立て始めたが、現状証拠、というヤツだろう、これは。
「なんだァ? 発情期が急に来たが一緒に居られず心配していたが、巣作りして一人で盛って満足していたならそこまで心配もいらなかったか?」
そう言ってやればカッと赤くなった花京院がプルプル震えながらこちらを睨みつけてくる。かなり怒っている様子だが。
「全く怖くないな」
「そういう問題じゃあない」
「事実を指摘しただけだろうが」
そう言ったら真っ赤なままぽすっとこちらに寄り掛かられて、抱き留めてやれば泣きそうな声で言われた。
「……ならぼくも事実を言うが、本当に辛かったんだからな」
「それは悪かった」
こちらに気付いて、というよりは巣作りしていたそれらよりも、番そのものが戻ってきて、正気というか現実に引き戻される形で今日一日のことを思い出したのか、先程まで怒りで震えていたのが今度は少しずつ恐怖心に変わってきたのが手に取る様に分かるのは、番云々とかオメガの生態云々ではなく、相手が花京院だからだ。コイツは私が知っている範囲の子供の頃からこうやって自分自身のことを押し殺して無理をすることが多すぎた。
「ディオがいないと思ったら妙に怖くなってしまって、このまま飢え死にでもするんじゃないかと妙なことを考えていた……びっくりして、巣作りしているし、気付いたら自慰までしてるし、意識が混濁しているのも分かっているのに全く止められないどころか感知できなくて……」
「番が出来たうえで発情期を抑制し切れないとなくはない症状だ。そこまで高頻度ではないがな」
腕の中で言い募る花京院に、下手に嘘をついて安心感を与えるよりも抑制し切れていないことをしっかり伝えた方がいい、と判断してそう言えば、怯えたように、それでもどこか躊躇うようにこちらを見上げる目に涙が溜まっているのに溜息をつきそうになって堪える。本当に、心配性で困ったものだ。
「本当か? だが、抑制できていないのは確かにそうだし、ぼくの問題だから、その、おかしいとか、気持ち悪いとかなら、捨てていいから、その、番の解消とか」
「馬鹿を言うな。番がいて発情が抑制できないのが自己責任というのは論理破綻にもほどがあるだろうが。そのうえ関係の解消だと? ワケの分からんことを口にするな」
この無意味にも思えるほどの自己犠牲に自己評価の低さはどうにかならんのか、と思いながら頭を撫でてやって抱き上げる。
「うわっ!?」
「シャワー浴びるぞ。流石にこのままだと風邪を引く」
「あの……」
「それから、今言ったとおりに発情が抑制できないなら発散してしまえばいいだろう?」
「っ!?」
そう言ってやって口の端を舐めてやれば、真っ赤になって震えるこれは間違いなく私のものだ。そう思うとどうしようもない程に欲情するのは自然なことだろう?
*
「あっ、やだ、も、やだって言ってる!」
「なにがだ、典明?」
「ひっ!? うぁ、も、でないっ」
そう直截なことを言ってびくびくと震える彼の性器からは、確かにもう精液は出ないし硬さもなくなってきたが、刺激を与えればあえかな嬌声と痴態は楽しめる、と思いながら甚振ってやっていれば、火照ったような蕩けた泣き顔で必死にこちらに訴えてくる。
「も、やめてって、も、むり、ですっんっ、あ、も、ふぁっ……」
抱え込むように抱き込んで、後ろには全く触れずに胸や性器だけずっと弄ってやってもう三十分程経つか。とりあえず射精させるだけさせて発散させるか、ということで、などとというのはまあ建前だが。
……なにせ、番である私の精液を取り込めば発情が止まるのだから発散も何もないのだが、こちらも楽しませてもらっても構わんだろう?
「典明は我儘だなあ? 溜まっているのだろう? こんなに丁寧に抜いてやっているのに、不満か」
「ひうっ、ちが、らって、も、でない!」
「ん?」
「あっ、やっ、んぁっ」
べろりと耳を舐めてやれば、開発した、というよりも元々弱かったのか性感帯だったのか、耳が弱い彼は愛らしく鳴いてそれからこちらに更にもたれるように体を預けてくる。
「どうした? まだ足りないか?」
「そうじゃ、ないです、んぁっ、みみ、やだ、なめるなっ」
「なぜだ?」
「ひあっ!?」
息を吹き込むように声を掛ければびくびく震える身体と、そうしてそうじゃない、ちがうと言って本当に触れてほしい場所だろうそこから溢れる愛液がとめどなく零れてくる様に、もっと追い詰めたい加虐心と、もっと可愛がってやりたい気分でいっぱいになるからどうにもならないな、これは。
「ほら、どうした? 言ってみろ」
そう言ってまた性器に触れようとすれば、殊更に体を引こうとする彼を対面のままもう一度膝の上に戻して、虐め過ぎたか、と口付けてやれば、そこまでしたのに甘えるようにすり寄ってくるのだからたまらない。
「も、やめてください」
「遊び過ぎた。すまなかったな。もう疲れたろうし寝るか?」
「そうじゃ、ない」
すりすりと額を肩口に押し当ててくるのが可愛らしいが、口に出すのは恥ずかしいらしいと思うとそれも面白い。だがその頭を軽く撫でてやって何もせずに抱えてやっていれば、焦れたように不満げな甘い声がして、それから小さく言われた。
「いれて」
「ンー?」
「なか、いれて。でぃおの出して、めちゃくちゃにして」
「言おうと思えば言えるじゃあないか」
「うるさい、ばか……ひうっ!? ちょっと、まて、うあっ、やっ!? っ……!?」
馬鹿とかほざくし、と思いながらも可愛いおねだりにそのまま抱えた体に自身の性器を宛がって落とし込むように押し込んでやれば、お望みのものが一気に奥まで入ってきた圧迫感か、快楽か、混乱したように声も出せずにそのまま達した様子の花京院……典明に、せっかく対面座位なのだし、とより深くなるように抱き留めて体を密着させて囁いてやる。
「ああ、そういえば、もう前ではイけないのだったな?」
「あっ、んぁっ!? なに、いって? うあっ、うごかな、い、でっ、ひうっ、またっ、イっちゃう、から、いく、だめ、いく」
「いくらでもいいぞ? 後ろだけでイくと余計深いらしいからな」
「!? まって、も、やっ、とまん、なっ、イく、まって、うそ、やら、や」
「それと、私は動いていないぞ? お前が勝手に動いているんだろうが」
「んっ!?」
そう淫らに腰を動かしてこちらを求めていた典明も愛らしいのだが、それでは上手くいかないだろう、というのも分かってそのまま細い腰を掴んでやる。
「だがまあ、お前が一番好きなのはここだろう?」
「あっ、やっ、おく、らめ、らめ」
「駄目なものか。ここを突かれるのが大好きで仕方がないくせに」
「んっ、すき、らから、すき、らめ、すき」
ぐちゅぐちゅと水音と肌がぶつかる音をさせて、最奥の子宮口を犯してやれば、吸い付くように甘えてきながら乱れる典明に、こちらも奪いつくされそうだ、と喉の奥で笑ってしまう。獲物を捕らえて喉笛を噛み切る寸前のようだ、と思わず首許に口付ければ、それさえ快楽になるのか締め付けが強くなって甘い声がした。
「あっ、すき、でぃお、すき、もっと、すき」
「ああ、愛している、典明」
「っ……!」
そう言ってやればトリガーになっているそれがそのまま彼を犯したようで、搾り取られるように吐精すれば、びくびくと甘受していた体がそのままくたりとこちらに倒れ込んできた。
「本当に可愛いな。育て甲斐がある」
その穏やかだが艶を帯びた寝顔に笑って、これからのことを考えた。
*
「ありえない」
「何がだ」
「だって、嘘だ。ほとんどぼくの意志が介在していないじゃないか」
「まあ、発情期はそんなものだろう。貴様が薬剤の乱用をしていたのが悪いのだよ。きちんと守っていれば今回も効いていたはずだしなァ?」
「そっ、それは、そうかもしれないが!」
「そうやっていたところをしっかり助けてやったのだから、むしろこのディオに感謝した方がいいと思わないか?」
「うっ……それは……いや! でも、それでも何かあるでしょう!? こう、雰囲気とか!」
「私とセックスをするのがそんなに嫌か。寂しいな、あんなに甘えてくれるのに、典明?」
「やめ、ちが、そうじゃあない! なんか、巧いこと言われてるんじゃないのかこれ!?」
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