伊武深司
ホルダーに自動装填2丁と、脅しに使う改造エアガンを携帯。エアガンは急所に当たらなければ死にはしないがかなり痛いし、失神させることくらいはできる。改造を桜井に頼もうか考えて、結局自分で改造した(理由は、馬鹿にされそうとかそんなもの)。体術もまあまあ。
「態と、殺さないんだよな」という嫌味を言われた事がある。誰に言われたかはすぐ忘れる。生かしておけば、憎悪すら利用価値があるのを知っていると言うか、自分に対する憎悪にすら利用価値を見出してしまうので、必要な時以外なかなか殺さない。反面、『殺さず』が基本ルールのファミリーに於いて暗殺のほとんどは伊武がやっている。情け容赦がないだけかもしれない。
自白剤、尋問など、裏的な仕事が得意。
仲間意識に欠ける発言を多々するが、案外仲間思い。というよりも、今のファミリーに固執している感が否めない。
杏の精神管理のため、睡眠薬、精神安定剤を携帯。鍵が開いているとけっこう勝手に杏の部屋に入る。心配しているのであって他意はない。
ユニセックスの香水をいくつか持っている。でも香りが気に入ってもボトルが気に入らないと買わない。でも、気に入ると買い漁るから、桔平ほどではないが若干コレクションのようになっているところがある。ユニセックスばかりなのは選んでいるわけではなく、気に入る香りが悉くユニセックスなだけ。そのことで神尾にからかわれたことがある。
「人のことを詮索する趣味はない」と言いながら、案外情報通。森と違って、求めていた訳ではなくふとしたところで過去の情報を拾ったりする。詮索せざるを得ない情報を拾うこともあり、ある意味不運とも言える。だが、その不運を顧みずに利用する強かさの、所為と言うべきか、お陰と言うべきか、橘兄妹に関する情報量は森と同等というところ。結果的に森と同じような理由で杏の心配をする。
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